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凍てつく世界で待ち続ける少女

凍てつく世界の冷たい花 生存

作者: リィズ・ブランディシュカ




 あるとても寒い世界に、小さな花が生えている。


 その花はとても冷たいけれど、なぜか温もりの材料になる花だった。


 その世界で生きている者達は、自分達が凍えないようにと、毎日花を探していた。


 だからその小さな花は親類縁者、みんな狩りつくされてしまい、天涯孤独だった。


 だから、花は生きるために、皆から逃げることにした。


 他の生命たちが凍えたとしても、自分だけで生き残ることにした。


 その小さな花はだから、凍てつく世界の果てへ向かう。


 誰もいない場所へ。


 誰もいいないところを目指して。


 小さな花を探し求める者達は、凍えて一人、また一人と倒れていったけれど。


 花はそんなことには目もくれなかった。


 どちらかしか生きられないのなら、他の大勢よりも自分を選ぶ。


 そんな花だったから。



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