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不意打ち

長政視点も書こうかと思っています。今回はざっと書きました。重要なのはここからです

1559年夏……まさかの出来事が浅井を襲った。


「まさか……六角から仕掛けてくるとは……しかもこんなに早く」


そう六角の軍が浅井領に向かい進行中との知らせが入った。宣戦も受けた。

おかしい……1年以上早いじゃないか!なんで今六角が……まさか俺の歴史介入のせいか?


とにかく長政は兵を集めて初陣を飾った。相手を自分たちの領地に入る前に戦うことになり、相手領地に簡易な拠点を立てたらしい。俺は留守番を命じられており千代と一緒に屋敷で待機している。


続々と情報が入ってくる。先鋒隊と六角の軍が戦闘開始や、作戦、そして今の戦況だ。六角領での戦いは地の利がある六角有利だがそれでもここ1,2ヶ月長政によって育てられた軍は勢いがあった。特に遠藤、海北、赤尾などの重臣の部隊が相手を蹴散らしている。だが数的にも1万2千程の浅井に対し、2万6千程いる六角は恐怖でしかない。


「六角水攻めを実行しようとしましたが失敗の模様。これによる被害は無いようです」


史実通りに野良田の戦まで行きそうだ……あれ?野良田の戦いて確か浅井領で行われたよね?そして六角は何で自分の領地で水攻めをした?


そしてお互いに陣をひいたという報告を受けると居ても立っても居られなくなり、表を取り出す。


「……うん?こんな部隊あったか?」


報告を受けた通りに布陣すると六角の部隊が一つ多い。先程まではなかったはずだ……だが違和感としてしかとらえずにその時は見過ごした。


開戦すると両軍互角に見えた。勢いで行けば俺の助言で強化した槍隊などが押している。押せ押せ行け行けムードの中一つの報告が耳に入った。


「遠藤殿の部隊が敵本陣へと接近中。その後ろを赤尾殿、海北殿、そして殿が構えておりまする。各地で開戦中の中、この4部隊と敵本陣の一騎打ちかと」


この報告を受けると少し心が落ち着く。流石に4部隊と本陣とはいえいちぶた……まさか!


穂報告通りに駒を並べ替えると……


「二つ部隊が消えている!?これは……おい!」


「は、なんでしょう?」


俺が口を開き怒鳴るとさっきのものが近づいてくる。


「殿のに早く伝えてくれ!2部隊ほど視界に入っていない!奇襲が……」


その時勢いよく滑り込んできた武将をみて背中に冷たいものがツーと通る。


「六角部隊!両脇から遠藤隊が奇襲を受け混乱状態です!その他の軍はは無事ですが遠藤様の軍が無事かどうかは後ほどでしか……」


「くそ!!やられた!」


なんでだ……確かに史実の野良田の戦も奇襲を受けた、が何故か戦は六角領で行われている。……けどなんで開戦が早まった上に横槍ではなく完全なる奇襲、そして戦の場所のずれ。六角の意味のわからない行動。俺の頭は完全に混乱していた。


「くそ……殿……」




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