俺と長政の日常?
何時に投稿するといいんだろうな〜?ゴールデンタイムだと面倒だよね、だからといって深夜投稿もなんだし……難しい
「お主の助言通り、毛利との交渉を開始しておる。そして兵もも集まりつつあるのだが、宣戦はもう少し先にしよう。民も城主が変わった後ではやりにくいであろう」
「良い心がけでございます。流石殿です、心がお広い」
呼び出しをくらった理由が分からずとりあえずきてみたが近況報告みたいな感じかな?最近は側近といえど大忙しで飛び回ってるからな、ゆっくり話すのは久しぶりかも。織田との交渉を有利にするために朝倉領に織田の悪い噂を流してもう少しだけ険悪にしといた。同時に織田領にも朝倉の悪い噂を流して終了。信長に「北近江」という京へのルートを意識させるのである。まだ時間はある、ゆっくりやっていけばいい。
しっかりと民を気づかえるのはいいことだ。俺は長政の言葉に頷く。
長政は顔を少し強張らせながらも、しっかりと口を開き堂々としている。
「俺もまだ完全に信頼されているわけではないからな。ここから始まるのだ」
「殿ならできますよ、11年そばに置かせていただいてる私が言うのです、自信を持ってください」
長政は口元を緩め頷く。自然と柔らかい表情に戻っている。
「あとお主が欲しいといった書物を揃えた。心置きなく励むと良い……が読めるのか?」
長政は書物を雑用のようなものに持たせている。流石仕事が早い!!怪訝そうな顔でこちらをみているが大丈夫、俺には変換とかいうチート能力が付いているので中国語やラテン語、英語、オランダ語、スペイン語なんでもできる。というわけで各国から寄せ集めたわけだが、一番は孫子だろう。俺がいた時代でもスティー○・ジョブ○も愛読していたとか聞いたことがある。ビジネスなどの成功は結構孫子の条件に当てはまるらしい。
戦わずして勝つにはその状況を作り出すのがいいだろう。というわけで毛利との交渉、織田と朝倉へのこうさく。全て孫子などの知識を応用してみた結果だ。北近江は船での移動が楽なので毛利まで行くのも難しくはないが六角氏に見つかると面倒なので頻繁には行けない。ちなみに上杉家とも書状でやり取りしている。直接行く必要はまだないので毛利に集中できる。諸国を攻略しているうちに毛利はどんどん勢いを増し勢力を拡大するだろう。その時毛利が「味方」なのと「敵」なのでは勝手が違う。うまくいけばいい策がある。
ちなみに俺は戦に参加したくない。なんでか?勿論しっかり理由がある。
戦になれば人を殺す。俺は殺人経験はゼロ。勿論だが真剣など持ったこともない……いやなかった。この時代、主人の側近としては護衛用に持たねばならぬ。それだけが面倒くさい。稽古では筋がいいとは言われるが、精神面が安定するかどうか……だからこそ初陣を少しずらすという配慮をしてくれるのだろう。馬術、剣術、鉄砲、槍、護身術、医術、兵法……etc。チート能力ではなく前世では当たり前のことがここでは違うからチート能力なしでも充分チートなのだ。知識チートてやつ?こんな若い子供の参加に入ろうとするものは居らず、取り込もうとするのが現状だが、数年後には立場が逆転していることを願う。
戦にせよ若干15歳の長政に従わない者も勿論いる。まぁ重臣が抑えてくれそうなのでなんとかなりそうだが、一揆や謀反には警戒して、久政さんの動きにも注目しないといけない。六角氏からの間者もいるかもしれない。そんなことを考えて目標を定める。
このまま一年は大人しく、内政に目を向ける。長政16、俺12で六角を攻めて独立をする予定である。というか史実からしてそこで戦えば勝利は確実であろう。それまでにどれだけ信頼を得られるか、そして長政23までに何ができるか、鍵を握るポイントはここである。
午前のうちに俺は長政との会談を済ませて城内の屋敷へと向かう。
ちなみに今日は午後から暇を貰い自分の屋敷にいていいことになっている。先程まで話を聞いていた長政の世話は遠藤さんがやってくれるらしい。重臣とも言える遠藤さんたちは俺よりよっぽど側近に向いている。元々家臣として拾われた身だから文句は言えないがどうもおかしい。こんな幼子を側近として使うなど。
一説によると遠藤直経は浅井長政が独立を思い立った時に真っ先に相談した相手らしい。だがこの世界では俺が長政の相談役として進言している。
余り気に留めていないが、どうもしっくりこない。だがそれも人間の感情という馬鹿げたものなのだろう。この時俺は気付いていなかった、この歴史のずれが起こす物語を。この時はまだ誰も知らない。
ちなみに遠藤直経のエピソードは偶々見かけました。そして名前は伏せていますがりんご携帯の人も読んでたとか