家督と六角
遅いし短いです、すいま……せん 眠い
家督が久政さんから賢政に渡ると重臣たちによって六角の平井定武の娘「小夜姫」を送り返そうとしたが、俺の面倒見係として止まってもらった。そして次に賢政の改名。
「浅井新九郎藤原朝臣長政」
そうようやく長政と名乗ったのだ。この影響も側近で「賢」の一文字をもらった俺にも関係して、
「浅間新十郎藤原朝臣久長」
と名乗ることになった。あの一件以来俺の久政さんをみる目が変わり、その久を一字もらい、主君である長政の長の一文字をもらった。
ちなみに今は比較的平和だが近いうちに六角と戦になるだろう。
忠誠を誓った印と言える名前を改名、送られてきた娘とは結婚せずに側近の面倒見係に。というか自分で側近とか言っていいものなのか?
まぁうちも弱くはない。その上俺には身体能力+前世知識のチートがある。俺つえー!の始まりだな。
というかなんで浅井家て周りの国を攻めなかったんだろ?殆ど奪ったりしてないよね。
正直言ってシュミレーションゲームだと本能寺の変までに勢力を拡大しておくか、織田を滅ぼすか。というわけで六角攻めに俺は賛成なんだが、戦国時代でもそうポンポンと戦ができるわけもなく兵を集める前に内外政に取り掛かることにした。
大きく分けて三つある。
まず「毛利家」との関係は鍵を握るだろう。羽柴秀吉の中国大返しは毛利との交渉をスムーズに終わらしたからこそでもある。ということは毛利との関係があれば秀吉を足止めできる。
そしてお市の方が嫁いでくるまで京への道をキープすること。これは軍事力だろう。
最後に農作物安定。自分のためではなく人のためを徹底できればそこそこの収穫が期待できるであろう。
ちなみに小夜姫は俺の面倒見係というわけだが、殆ど暇つぶしの相手というところか?いつも話したりする程度だしな。だが千代に気の毒かなとか思って六角攻めについて相談してみたが苦笑いで、
「新十郎様が考えるようにすればいいのでは?私を取り返す勇気もない所には帰りませぬ」
強気ですね……怖いくらいだ。
にしても側近といってもたかが11歳。長政に初陣は12,13からにしてくれと言われた。それまで武士の戦い方?みたいなのを学ぼうと思う。
武術、馬術、兵法……etc
孫子とか読めばいいかな?戦わずして勝つとかそういうのも書いてあった気がする。長政に頼んでみるかな。孫子もそうだが書物などを読むのもいいことだろう。歴史書なんて昔の人たちが発見できてなかったものに気づいた。
「新十郎、殿がお呼びだ!」