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カノンとあいつ  作者: TAO
7/9

シュール #


















挿絵(By みてみん)



ふと見上げると、頭上には、何万もの光を湛えた満天の星空が……。




えっ、なに?!










隙間なく瞬く星屑は、パノラマの夜空に七色の河を渡し、光が織り成す闇へのコントラストに、全身が無重力の方向へと吸い込まれてゆく。











そう…




准は………




もう何処にも居ないんだ………。









―― 今、目を閉じて、星々の荘厳な静けさに耳を研ぎ澄ませる。





じっとして、じっとして…………



そっとして…………。





















やがて、果てし無い星空が、一斉にあの二長調を奏で始める……。




妖精の羽根が紡ぐ、艶やかで悲しい宴。












「准……聴こえる?」





「カノンだよ?」





「もう、本当に会えないんだよ?」







「バイバイ…………准!」














やがてバイオリンのきらびやかな旋律が幾重にも重なり始め、私達の悲しみも歓びも、切なさも愛しさも…、全部全部、優しく包み込もうとする………。

























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