表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゲームのイベント報酬は異世界体験  作者: 真冬梨亜
無双少女とふてくされボーイ見参?
43/45

閑話:花華ご乱心2


こちらは本日2回目の投稿です。

そして本編ではありません。閑話です。

さらに、花華ご乱心2です。繰り返します。2です。

よって、1を読んでいない方には内容が理解出来ない可能性が高いので、1を読んでからか、飛ばしてください。本編はそんなに関わりません。

ただし、ライトオブディレクションは凄く関わります。

なお、説明が多いので、めんどくさい人は飛ばしてください。

ちなみに、花華ご乱心回は各章の終了ごとに必ず書きますので、読みたい方は1を読んでから来てください。

接続詞が多く、なんだこいつと思った方、すみません!

お兄ちゃんが消えた部屋。私はそこに目を付けた。未だ、起動しているゲーム画面。何故か、その画面はオープニングとなっていた。『ライトオブディレクション』そう、タイトルがあり、1人の少女が白い綺麗な甲冑を着て地面に剣を突き立て立っている絵は、とても綺麗なデザインだった。

お兄ちゃんはこのゲームにはまってたんだ。お兄ちゃんのはまってるゲームに少し興味を持った私、花華は早速龍たつに連絡をとった。

『もしもし』

龍が電話に出る。

「もしもし、龍?花華」

『花華さん!?』

「そうだよ。早速なんだけどさ、『ライトオブディレクション』って知ってる?」

『うーん?なんですか?』

「ゲームだけど....」

『ゲームなら、『玉露花華グループ』の情報通覚えてますか?そいつが詳しいですよ』

田島たしま大樹だいきか....」

『そうっす。アドレス知ってますよね?』

「まあ....」

私は妙に歯切れ悪く答えた。あいつ苦手なんだよな。

『俺も一緒に行きましょうか?』

「そうしてもらうといいかな」

『了解っす。じゃあ、俺があいつに電話しときますね』

「よろしく」

そう言って私は通話を切った。『玉露花華グループ』が再び集まってお兄ちゃんの捜索が始まるが手がかりは未だない。行方不明者もゆっくりとしらみつぶしに探しているが、同じく行方不明になったのかはわからない。そもそもどうして行方不明になったのか。私は、未だついているゲームの画面を見つめた。



「あっ、花華さん!」

歩いてきた私に龍が気付く。すると、隣にいたのか龍の横から大樹も顔を覗かせた。髪は金髪。それでいてメガネをしているオタクである大樹は何故、このグループに入ったのかわからないほど馬が合わない。ついでに会話も噛み合わない。

「花華さん、チーズ」

そこは、チッスじゃないのか?前になんでこのグループに入ったのか聞いたんだが、本人は、好きな漫画がヤンキー系の漫画で、読んでいるうちにそういう体験をしてみたくなったという回答を出した。そんなんでヤンキーの仲間入りするなよ!という突っ込みを入れたのは言うまでもない。『花華さんは優しいですね』とその後に言われ、尊敬の目で見られたのは正直迷惑だった。私はれっきとしたヤンキーだから。そしてたまにとんでもなくぼける。仲間には受けてるが私は正直言ってやめて欲しい。うざい。

「早速だけど、大樹。『ライトオブディレクション』のゲーム知ってる?お兄ちゃんがやってたんだけど」

挨拶はさっさとスルーして本題に入る。

「『ライトオブディレクション』?ああ、あのヘビーっぽいゲームですか」

....ヘビーなの?大樹は笑って言った。

「一応、やったことあってユーザー登録してあるんで、ネカフェでログインして見てみます?」

ナイス、大樹。そういうところはいい所だと思う。

....ん?あんなに嫌そうだったのにって?気にしたら終わりだ。



早速移動して、ネカフェで個室をとる。3人で一部屋はなかなか狭かった。

「とりあえず、俺のを出します」

そう言って、大樹は検索して、ゲームを出す。すぐさま、龍がパソコンへと身を乗り出した。

「やべ!この少女、俺のタイプ!」

タイトル画面はお兄ちゃんのと一緒だった。

「この勇ましい感じがタイプ!」

龍は興奮して叫んだ。....どんなタイプだよ。

「あの....画面変えていいですか?」

ああ、龍に大樹が引いてるよ。私は無言で頷いた。大樹がクリックしてタイトルが消える。

「ああ....」

龍のテンションが下がった。次に出てきたのはログイン画面。

「すみません、IDは内緒に....」

まあ、個人情報だしね。私たちが背中を向けている間に、大樹はさっさとIDを打ち込んでログインした。

「いいですよ」

その言葉に画面を見る。そこに現れたのは、どこかの国の地図。その右端に絵と文字がズラリと綺麗に並んでいた。

「これは俺の国の地図です。右端にある絵と文字は、タブです。上からお知らせ、チャット、戦争、クエスト、内政、状態、他領、走る、ヘルプとなってます」

大樹はチャットという所をクリックした。画面が変わり、四つのアイコンが現れた。

「このチャットでは、同盟を組んだ人と個人やグループで話ができるんです。まあ、俺はそんなにやってないので同盟は3人としか結んでませんね。同盟を申し込むは、チャットをしたい人とやります。他国に入るは国を捨てて、同盟を組んだ人の国に入り、一緒にプレイできます。まあ、このゲーム、ヘビーなんで、ソロプレイヤーは少ないですね。最後のは他のユーザーの情報です。花華さんのお兄さんはどういうプレイをしていたかはわかりませんが、覗いて見ますか?」

大樹の問いに私は頷いた。大樹はそこをカチリとクリックする。

画面がまた変わり、今度は、ランキング、紹介、戦闘模様、記録というアイコンが変わる。

「このランキング、お兄さんの名前あったりしますかね?」

大樹がランキングをクリックすると、1からざっと一万位くらいまで名前が現れた。

「この中から探すんっすか?花華さん....」

龍が苦笑いして聞いてきた。口が引き攣っていた。

「1位は安定のキングですね」

「キング?」

「キングさんというプレイヤーですよ。結構な時間プレイしていて、強さも最高ですし、プレイも面白いですよ。前に、ラスボスをその2位のアリスさんと倒したそうですよ。ネットが炎上してました」

「ほう....」

「気になりますか?この、記録に前のイベントの映像が入っているんです。いろんなユーザーがいますが、検索トップの戦闘映像は殿堂入りするんですよ」

「つまり、1番皆が見てる戦闘映像ってこと?」

「はい。最新のキングさんの国の戦いは稲穂祭りですね。見ますか?」

私はなんとなく頷いた。なんかわからないけど、キングがお兄ちゃん....そんな感じがした。だってお兄ちゃんの名前、王覇だし。




花華さん、鋭い!

作者の私も驚いてる!

花華ご乱心の次回は映像のところからですね。

読んでいただいた方、ありがとうございました!



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ