18ゲーム目
『オウハ
職業 精霊使い
状態異常なし
Lv. 5
装備 なし
攻撃 0
防御 12
器用さ 15
魔法力 49
魔法防御13
HP 49/49
MP 125/125
運 12
スキル 選択可職業
※精霊使いを辞める場合は『解除』と言
ってください。なお、Lv.はリセットされ
ません。
永遠召喚
自己治癒MP
精霊の祈り
防御
雷
横なぎ斬り
聖魔法
炎剣
土石斬
海なぎ
地衝撃
五月雨弓
忍び足
隠密
祈る
武器よりペン
上から目線
低風
気合いため
瞬弓
回し蹴り
気配殺し
纏闇
初級治癒
火
誘惑の舞
大地斬
ハードショット
守護陣
吹き矢
雷炎剣
激流【流れ】
聖祝
炎精召喚
竜巻
資格 統べる者 』
「....おい、キング。一発殴っていいか?」
アリスが肩を震わせて言った。
「はあ?なんで」
「一発死んでこい!このチートヤロー!」
「ぐはぁっ」
アリスの拳が王覇の頬へと当たる。
「おい、ここで殴ったらHPがっ」
王覇の言葉にアリスはさらに殴った。そこでクノイチに止められる。
「くっ、クノイチ、離せ!俺はこんな野郎と一緒に戦うとかっ」
「はいはい。嫉妬ご苦労さまです。ですが、チートとか嫉妬とか今は関係ありませんので」
我ながら良い韻を踏んだ。そんなことを考えながらもジタバタするアリスを抑える。
「とりあえず、これでいいな?もう日は遅いから明日攻略しに行くぞ」
王覇は殴られた頬をさすりながらそう言った。クノイチは無言で頷く。
「おいっ、俺はまだ納得を」
「はいはい。わかりましたから。けれど、もしこれ以上暴れるというならば、夜通し紐で拘束しておきますよ?」
「うう....」
クノイチの脅迫にアリスは黙る。流石に紐で結ばれるのは勘弁らしい。もして何かここで口を挟んだなら自分こそが紐で縛られると思った王覇は何も言わずに部屋を出た。
決行当日。
「良し、行くか!」
王覇の掛け声に2人は頷く。敵はキングオーク。目指すは『ハジマリの森』。3人はどんどんと歩いて行った。『ハジマリの森』に入り、道中の敵を何事もなく倒し、奥へと向かう。ふと、王覇の目に宝箱が映る。
「お、これは一応もらっとくか」
開けると中には木の板が。
「こいつは、鍛治とかそういうので道具にしてもらう素材だな」
そう言って木の板を袋にしまう。
「たかが、木の板だろ?」
アリスの問に王覇が答える。
「まあ、たかががされどに変わる時はいつでも来る。どんな素材も手に入れとくに越したことはないだろ」
王覇の言葉にアリスは目を輝かせた。クノイチが振り返る。
「お二人さん、余裕かましてないでさっさと行きましょう」
「おお、悪い」
そう言い、王覇が歩き出す。アリスもその後を慌てて追う。その後ろに3人から遠ざかるような影があった。その影も次第に消えていく。
3人はとうとうボスのあたりまでやってきた。
「ここからボスだぞ?気を抜くなよ」
王覇はそう言い、様子を伺う。
「いる気配はないな。よし、俺が見に行く」
アリスがそう言い、ゆっくりと木々の合間から大きな広間へと出る。そこには....。
「へっ?」
アリスの素っ頓狂な声がこだました。