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セルデシアの片隅にて  作者: はくろ
5/5

〈守護戦士〉さん達の場合

「Readyー」

「「〈〈アンカーハウル〉〉ッッ!」」

「街中でなにやっとるかあっ!」

「あ、あれは痛い」

「〈シールドスマッシュ〉は痛い」

「3体まとめてとは中々やる」

「馬鹿かお前等、馬鹿だろお前等」

「い、一応訓練をね」

「アキクロ握りしめて何の訓練だ馬鹿共」

「タウントのスキルがな」

「どっちが上かって話になってさ」

「で、こいつに向かって〈アンカーハウル(タウント)〉して」

「俺がどっちを殴りたくなるかって、っ痛ェ!」

「……新聞紙でも〈クロススラッシュ〉出るんだなあ」

「まだ読んでないのに」

「無差別にタウントしてどーすんだこの阿呆共!」

「まったくだよ」

「見ろ、周りの〈大地人〉のみなさんの冷たい目」

「ヘイト稼いでんのはおっさんの怒鳴り声の方だと、あだだだだだだ」

「お前等も止めろっつーの」

「だから〈タウンティングシャウト〉にしとけって言ったんだよ」

「そういう問題じゃねえ!」

「……っていうか、まじでオーダー来てくんないんだけど」

「え、ホントに敵愾心(ヘイト)稼いじゃってるの?」

「やめてよして、別のテーブルに逃げるのやめて」

「単にゴツイ集団避けてるだけじゃねえの?」

「おれらのアイドルがカウンターの隅で震えてるんですけどそれは」

「オマエらのせいだな」

「えええ、マジか!」

「すごい居心地悪いんですけど」

「お前等ね、出来るからって街中でほいほい特技使ってんじゃないよ」

「へい」

「特に挑発(タウント)特技なんて、人の感情操作するようなもんなんだからな。自覚しろ自覚」

「反省するっす」

「おおさすがおっさん」

「そっちも見てないで止めろや」

「あー、悪い。さすがにこんな事になるとは」

「で、ヘイト揮発するまで待つのか?」

「だっておま、こんだけ大勢でぞろぞろ来て、ヘイト稼いだあげくなんもオーダーしないで帰るとか、二度と顔出せねーだろ」

「癒しの場がぁぁぁ」

「制服のウェイトレスさんがぁぁぁ」

「そんなんだからモテねえんだお前等」

「おっさんの挑発スキルが爆発しております」

「汚い、さすが〈守護戦士(ガーディアン)〉汚い」

「オレら全員〈守護戦士(ガーディアン)〉だけどな」

「おっさんばかりが何故モテる!」

「このスケコマシー」

「おっさんのくせにー」

「うるせえ童貞共」

「ちょ、言うてはならんことを!」

「全俺のヘイトがおっさんに向かった」

「援護します」

「同じく」

「上等だ、相手してやる。まとめてかかって来いや!」

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