表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
セルデシアの片隅にて  作者: はくろ
4/5

〈妖術師〉さん達の場合

「魔攻と魔命はどちらをあげるべきか」

「両方」

「それ答えになってない」

「指と耳装備あたりで分けて付ければ?今は数制限とか無いんだし」

「資金という回避できない問題があるんだ」

「アッハイ」

「自分的には敵愾心(ヘイト)下げを重視したい今日この頃なわけですがどうですかみなさん」

「そっちかー」

「そっちなー」

「手数増やすにはどうしてもなあ」

「いつもフーガ貰えるとは限らないし」

「迫ってこられると詠唱もクソもねーからな」

「逃げるよ」

「逃げますよ紙装備だし」

「そこは盾職を信頼すべきとこじゃないかと?」

「つまり!オレサマの為に働け肉盾どもということだな!」

「……アンタはホントブレないねェ」

「お前んとこの〈守護戦士(ガーディアン)〉心広すぎんだろ」

「アイツが広いのはカバーリング範囲!心は狭い!」

「いやアンタと組んでるだけで広すぎるから」

「〈カバーリング〉おいしいですもぐ」

「〈ステディブルワーク〉おいしいですもぐもぐ」

「〈守護戦士(フォートレススタンス)〉の安定度ありがたい。拝んじゃう」

「梃子でも動かないでくれるからな」

「的が動いたり目を離すと途端に命中率下がるリアル仕様はなんとかなりませんか」

「リアルはクソゲーだから仕方ない」

「やはり魔命か……?」

「ちゃんと的見てれば当たるぞ!」

「まァね。練習で結構違ってくるし」

「それを考えると装備では魔攻上げる方がMP効率良いのかしら」

「ダメージディーラーとしてDPSは上げていきたい」

「今は〈ロバストバッテリー(ロバスト)〉とか使いにくいのは確かなのよね」

「そこは腕だろ」

「きゃーかっこいー」

「うるせーよ?!」

「俺、〈大災害〉からこっちめったに使わないわ。戦場で立ち止まりっぱなしとか無理無理」

戦域哨戒(フィールドモニター)は後衛として〈妖術士(ソーサラー)〉の役目でもあったんですけども……」

「詠唱中暇だったしな」

「今じゃどっから増援出て来るかわかんないだろ。んでモンスから目離せない分厳しいなとは正直思う」

「監視しててadd来たらすぐ逃げる自信があるよ僕」

「でも詠唱中に逃げるとその詠唱無駄になるのはイヤ」

「そこは素直に逃げようよ」

「でもMPの無駄遣いは許せないのよ自分的に!」

「それはわかる」

「MPの一滴は血の一滴!」

「MPのない魔法攻撃職はただのお荷物!」

「〈従者召喚〉中の〈召喚術士(サモナー)〉は除く!」

「えー、それ〈妖術士(ソサ)〉と〈付与術士(エンク)〉だけじゃん」

「しかも〈付与術士(エンチャンター)〉はMP回復手段があるっていう」

「そうか、必要なのは魔攻でも魔命でもなかったんだ……!」

「MP増加装備だったんだ!」

「いや、付け変えろよ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ