〈暗殺者〉さん達の場合
「あー、毒系鍛えとけばよかったかなー」
「却下」
「なんで!」
「食えなくなる」
「そっち?!」
「重要だろ」
「重要だな」
「えええ、わかるけどさー……」
「オレはそれより弓上げとけば良かったと後悔している」
「なんで弓」
「コワイコワイモンスコワイ」
「皆怖いよ!」
「だってオレのビルド近接だぜ?せめて不意アサなら隠れてぐっさり行けるけど」
「ぼっちアサをお呼びか」
「呼ばれた」
「おれもれも」
「遠距離なら良いってもんでもねーよ?」
「うるせぇ馬鹿野郎!手前ぇも触手に襲われればいいんだ!!」
「ああ……」
「らめぇ」
「ひぎぃ」
「やめてホントやめて」
「大丈夫だよ貫通されても大神殿行けばほーら元通り」
「されてねぇよ!」
「いやでも、まじで良い事ばっかりじゃねーのよ弓アサ。主にお財布に大打撃」
「お前自分で作れるじゃん」
「材料もタダじゃねーんっす」
「寒い話だなおい」
「スノウフェルも近いしな」
「極寒」
「やっぱ今からでも毒霧の巻物探すかなー」
「不許可」
「なんだよー!」
「お前なんか段ボール喰ってろ」
「まあ遠くから倒せるのは羨ましいっちゃ羨ましいけど」
「モンスでけえもんな。大迫力。大画面ドルビーサラウンドも真っ青」
「的当てんのは楽だけど」
「デッドリー辛いんすけど」
「なんで?」
「クリックするわけじゃねぇから的に比して命中場所が小さいんだよ。比率の問題的に」
「アサシネイト最強」
「さいきょー」
「ひゃっはー」
「あんま俺TUEEEEしてると盾さんに怒られるよ」
「〈武士〉パーティとか脳汁出るよ?削りまくり」
「それ崩れた時が怖い」
「スリリングさがイイんじゃん」
「よくねぇよっ!」
「俺はこっち来て自分がダメ厨だというのを実感した。このままだと戦闘狂になってしまう」
「今さら?」
「いまさら?」
「今更すぎんだろ!」
「手遅れだ」
「え、まじで?!」