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二年目と魔法③

すいません。

編集の確認を押さないまま置いておいたら途中の段階の上がってしましました。


誠に申し訳ございませんでした。

 魔法の手掛かりを手に入れたのは意外にも子供達からだった。託児所が始まって3日目のの出来事だった。


「へっへーん。いいだろう。もう俺魔法使えるんだぜー」


とニコライはトン・チン・カンという名前の子分たちに自慢している。


 子分たちの反応は、


「さすが、あにき。かっこいいなぁ」

「わぁ。すごいなぁ」

「おなかへったなぁ」


と持ち上げたり、羨ましがったり、話を聞いていなかったりしていた。そんな話を聞いていたのはハーレム状態のブルータスだった。


「君たちまだ魔法使えないの?よかったら僕が教えてあげようか?」


 流石ハーレムを築くだけあってすごくカッコいい。


 まあ、当然気に入らないのはニコライであって、


「いいよーだ。こいつらには俺が教えるよーだー」


 とつっぱるのだが、だがいかせん所詮子供なので


「魔法ってのは、ずばーとしてぐいっとして・・・」 


 すごく抽象的な理解不能な説明しかできないのでトン・チン・カンは頭の上に?マークをいくつも浮かべて混乱していた。そこに現れたのは、ブルータスのハーレム要員のひとりアンだった。


「ブルータスくーん。一緒に遊びましょー」


 彼女が現れたということは直に他のハーレム要員が現れるというのがこの3日で分かったことだが、ブルータスがトン達に魔法を教えようとしているとアンに説明していると残りのハーレム要員が現れて話しを聞くと、


「魔法についてはなしききたいなぁ」

「わたしもききたいなぁー」

「わたくしもちょっと魔法はまだにがてですからききたいですわ」

「おしえてほしいの・・」


 とアイウエオハーレム要員がブルータスに強請ってきた。


「あれ?アン姉ちゃんちゃんたち確か魔法とくいじゃなかったけ?」


 とトンがぼそりと言った瞬間、アン達にボコボコにされていた。


 

 トン・・・哀れ。そしてアイウエオ要員たちあざとい。


 ブルータスはそんなことに気にしておらず、魔法について説明をはじめた。


「じゃあ。説明するね。

 魔法はイメージなんだよ。たとえば、今から水をつくるよ。

 魔力よ。手の上でぬるく小さき水となれ。」


 ブルータスが手を器にしてそう唱えると、手の器の上に水が生まれた。ブルータスは説明を続け始めた。


「魔法を使うのにはホントは呪文は何もいらないんだよ。

 作りたいもののイメージを心のなかで強く詳しく持つんだ。でも、はじめのころだと上手くいかないから、言葉で色々付け加えるんだよ。

 今の水の場合だと、作り出す場所と温度と量を言葉にして補うことで簡単にしたんだ。

 慣れている大人の人たちだったら『水よ』すらもいらなくて思っただけでできちゃうんだけどね。

 あと、当然だけど量を多く作ったり、作りにくいものを作ろうとすると、魔力が足りなくなっちゃってできないから気を付けてね」


 「作りにくいものってなぁに?」


 チンが手を挙げて質問をするとブルータスは


「えーとね。水の場合だと熱いお湯や冷たい水だよ」


「ふーん。じゃあ魔力ってなに?」


 チンが質問を続ける。


「魔力はね。魔法をつかうとわかるんだけど、魔法を使うと抜けていくのもがあるんだ。それが魔力だよ。時間がたてばまた戻ってくるよ」


 

 ブルータスの説明が終わるとトンたちは各々水や風を作り出そうと練習を始め、10分後くらいにには水や風を作れるようになっていた。




 どうやら、魔法はこの世界ではそんなに難しくないみたいだ。何せ3~4歳の子供でも使えるみたいだし、さっそく今晩にも使ってみよう。



 後、手下であるトンたちが魔法を使えるようになったのを見たニコライがむきになって火を作り出して母さんが慌てて止めに来たのも一応言っておこう。


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