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アイドルグループ『事故物件』をめぐる一連の出来事について  作者: 姿有 透李


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プロデューサー 佐原みさ への聞き取り

 プロデューサー 佐原みさ への聞き取り


 私ももともとアイドルをやっていましたから、彼女たちの気持ちは痛いほど分かるつもりでいますよ。

 きっと、動画がバズって注目されて嬉しいっていう気持ちよりも、「ちゃんと歌や踊りで評価されたかった」っていう気持ちのほうが強いと思います。

 こんな形で有名になったって、結局は長続きしませんからね。ただの一過性のバズです。

 ですから私としても、今『事故物件』が注目を浴びていることについては、決して手放しに喜ぶような評価はしていません。

 私も現役時代、根も葉もない「不仲説」を吹聴され、意図しない形で名前が売れてしまった経験がありました。「誰を」とは言いませんが、「意図的に避けている」だの、「目を合わせようとしてしない」だの。そんなことばかりコメントに書かれた時期があったんです。

 あのとき一番悔しかったのは、世間は「私たちの仲が本当に悪いかどうか」という視点でしか見ていなかったことなんです。

 だからこそ、あの子たちにはそんな思いをさせたくない。

 

 幸いなことに、動画のコメント欄を見ると、歌やダンスを正当に評価してくれている声も多く見受けられます。今がまさに正念場ですよね。

 実際、他の楽曲の再生数も連動して回り始めていますし、彼女たちと真剣に向き合ってきた結果が今、報われ始めているなと、そこは手応えを感じています。

 

 はい。そうですね。

 その噂については、この場できっぱりと否定させていただきます。

 ヤラセだとか、映像の加工だとか、ネットでは好き勝手言われているようですが、話題作りのためにそういった細工を行ったという事実は一切ありません。

 そもそもあの会場、しかも本番中に、メンバー以外の人間があの位置に立ち入るようなことは、物理的にも、現場のセキュリティ体制から見てもあり得ません。

 私も当該の映像は見ましたが、心霊でもなんでもなく「そう見えるだけ」だと思いますね。

 「霊が映っている」と刷り込まれてから見ると、人間はそう見えてしまう生き物なのではないですか? 昔の心霊番組とかでもよくありましたよね。1回目は気づかなかったのに、赤枠で囲まれた瞬間から、もうそこいるようにしか見えなくなる。あれと全く同じだと思います。

 

 ですから、憶測や邪推で、これ以上彼女たちを不安にさせるのはやめていただきたい。

 プロデューサーである私のことは、いくら悪く言っていただいても構いません。ですが、懸命に夢を追っているメンバーや、現場で彼女たちを支えている運営チームを貶めることだけはやめていただきたい。それが今、私がプロデューサーとして、一番強く申し上げたいことです。

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