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チェツィルーナ皇国の強かなる第一皇女

読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

よろしくお願いします!

「わたくしは、隣国のチェツィルーナ皇国の第一皇女、セシリア・ヴィクトナーズ・チェツィルーナです」


 周りにいて、話の流れをきいていた貴族達の大半が息をのんだ。マイロは、目を丸くする。


「ちぇ、ツィルーナ・・・?」


「ええ。流石に、シュメルダ—伯爵令息も、ご存知ですわよね?」


 チェツィルーナは、フィラー王国の隣りの国で、フィラー王国とは比べ物にならないほどの大国だ。その第一皇女。それが、わたしである。


 と、父が一歩前にでてきた。


「さて。事情は分かってくれただろうか。シュメルダー伯爵令息。いい加減に娘がこけにされるのも、見かねていてね。腹を据えかねている、と言うんだろうか。流石に、この状況は看過できない、ということで来させてもらったけれど・・・。ここまでひどい子息だったとはね。驚きだよ」


 父の言葉に、マイロは小さくなった。決まりが悪そうに身じろぎする。


「まあまあ、お父様。許して差し上げてくださいませ。フィラー国王陛下が、吸収の道を選んでくださるに違いないわ。そうしたら、この愚かなマイロも、鉱夫として使って差し上げれば良いのではないかしら」


 わたしがにこやかに計画を語ると、父は破顔した。母も、穏やかな雰囲気を取り戻している。


「陛下。それがよろしいと存じますわ。管理はセシリアに任せておけば間違いないでしょうし、この国は吸収の道を選ぶでしょう。そうよね、フィラー国王」


 父、皇帝の寵愛を一身に受けている皇妃が軽やかに、嬉しそうに、フィラー国王に問うた。


 ちなみに、誤解されそうなので注釈を付け加えると、チェツィルーナ皇国は皇帝も含め、一夫一妻制である。


「・・・皇帝陛下、皇妃殿下。私の判断が、この国を左右するのです。もう少し、お時間をいただけませ

んでしょうか」


 フィラー国王の絞り出すような声に、両親が顔を見合わせる。


 確かに、今即決するのは厳しいだろう。大きくはないとはいえ、何百万人もの人の命を預かっているようなものなのだから。


「————では、三日後。三日後までに、返事をもらわねば、私は軍を差し向ける事も、辞さない」


 遠回しではなく、直截に攻撃をする、という脅し。国王は苦悶に眉を寄せると、了承の意で頷いた。


「かしこまりました。では、必ず三日後までに。お返事をさせていただきます」


「うむ」


「フィラー国王。わたくしたちチェツィルーナがフィラーを受け持ったら、悪いようには決して致しませんわ。ねえ、陛下?」


 皇妃が陛下と呼ぶのは、ただ一人である。


 父は、厳然と頷いた。


「その通りだ。よく、考えると良い」


「———ちなみに、属国になる選択肢は未だ有効でしょうか?」


 フィラー国王の問いかけに、わたしは軽やかに微笑んでみせた。


「選べ、と申し上げましたのに、そちらの国の方が、遮ってきたのですよ?今更、その選択肢を戻せ、と仰るのは中々に横暴なのではなくて?」


 どちらが、と突っ込みたい気持ちは分かるけれど、国を吸収するか否かの瀬戸際なのだ、今は。だから

、ここは厳しくいかなければならない。


「・・・分かりました。第一皇女殿下」


 マイロの失態を思い出したのだろう、国王の顔が苦々しいものになる。もう、表情管理もできないほどにフィラー王国には余裕がない。


「では、また三日後に」


 父、皇帝のその宣言で、夜会は締めくくられた。

引き続き、読んでくださり、ありがとうございます٩(๑❛ᴗ❛๑)۶

まだ、続きます!

中々にセシリアは強かでしたが、いかがでしょうか?笑

感想などを教えていただけるととっても幸せです!

投稿は不定期に行いますが、頑張るので、読んでくださると嬉しいですᕦ(ò_óˇ)ᕤ

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