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夢見る乙女は花も恥じらう17歳。少女は刻の涙を見た者の悲しみを知る?

少年(19歳)と少女(17歳)は出会った。

 雨宮(あまみや)舞音(まいね)は読書好きの少女だ。暇さえあればスマホで電子書籍を読んでいる。


 初めて会った時の舞音は10歳くらいに見えた。


 身長は140センチ。ハルトより10センチ低い。


「10歳でこの美貌。大人になったらとんでもない美女になりそうだな」


 そう思っていたのだが。


「私の(とき)は10歳で止まった」


 舞音はハルトにそう告げた。


「俺の刻は12歳で停止した」


 少年にしか見えない19歳と、幼い少女にしか見えない17歳。


 ハルトが合法ショタなら舞音はまさに合法ロリ。


(とき)の涙を見た二人にとって、それは運命の出会いだった……なんちゃってな」


 そうつぶやくハルトの部屋に、出会って半月が過ぎた頃、舞音が入り浸るようになった。



 * * *



 悠木家に来ると、舞音はひまりの部屋には行かずにまっすぐハルトの部屋にやってくる。


 舞音は鞄からスマホを取り出して電子書籍を読む。ただそれだけなのだが、ハルトはなんとなく落ち着かない。


 見た目は幼いとはいえ美少女に変わりはなく、しかも年齢は17歳。意識するなという方が無理である。


「俺は妹から性欲の権化と呼ばれた男だ。無尽蔵を誇る性欲の持ち主だ」


 舞音がここへ来る理由をなんとなく察してはいるものの、なかなか踏み込めずにいるハルトだった。


「とりあえず少しずつ話をしていって彼女の人となりを見極めていくとするか」



 * * *



 話題は何かないものかと探していたハルトは、その日とっておきのネタを振った。


「俺、ネットに小説投稿してるんだ。よかったら読んでみるか?」


 案の定、舞音はスマホから顔を上げた。


「ん……。読書好きの私が添削してあげる」


「よろしくお願いします。添削先生」


 ハルトは投稿サイトで使用しているペンネームを舞音に教えた。


「ラブコメなんだけどさ。幼馴染の男女が一緒に試験勉強してたらいつのまにか愛のレッスン(イチャイチャ)になってたって話なんだ」


「とりあえず読む」



 ……。(ただいま読書中)



 ピッ! 舞音は投稿サイトのアプリを閉じた。


「エッチな妄想の垂れ流し。知性の欠片もない。読むに堪えない駄文」

 

「うっ……」


「ラブコメなのに時々ファンタージーパートが出てきて意味不明」


「それは伏線でさ。実は壮大な物語でしたってオチにしようと思って」


「下手くそが視点変更すると鬱陶しいだけ。しょせん能力の無い書き手にはムリ。あきらめて別の道を探したほうがいい。ひきこもりでニートには人の心を動かせる文章は書けないと考えるべき」


「わかっていたさ。わかっていたけど、はっきり言葉にして言われると、けっこう堪えるよなあ」


「はっきり言いすぎた。お詫びにカラダを好きにしていい。セックスでもなんでも好きにして。15万円で、処女だから」


「お金取るんですか?」


「当然。これはビジネス」


「こんな小さな少女からビジネスなんて言葉が出るなんて……」


「刻の涙を見た者の宿命、それは駄文男も同じ」


「駄文男って俺のことですか?」


「そう、あなたは今日から駄文男」


「駄目男はよく耳にするが、駄文男と呼ばれたのは世界で俺が初めてじゃね?」


「誉め言葉じゃない。恥ずべき言葉。駄文を書く前にもっと勉強をしたほうがいい」


「おっしゃる通りです……」


 舞音を上から下までじっくりと見てハルトはこぼした。


「見た目12歳の俺と見た目10歳の少女がセックスって、絵面的大丈夫なのか?」


「実年齢は17歳、問題ない」



 * * *



「さあセックスを。私が読書をしている間に」


 ハルトは不思議なものを見るような目で舞音を見た。


「読書をしながら……セックスをするのか?」


「ん……。これぞ読書好きのスタイル」


「読書好きの女の子ってみんなそうなのか?」


「たぶん……読書をしている間にたいていの事は終わってる。北海道から鹿児島まで読書をしていたら一瞬で着く」


「すげえ集中力だな」


「学校に行っても、読書をしていると放課後になってる」


「勉強の方は大丈夫なのか? 落第しても知らねえぞ」


「大丈夫。並列処理で授業を聞いている」


「並列処理だと?」


「砕けた言い方をすると、私が読書をしている間、もうひとりの私が授業を聞いている」


「多重人格か?」


「厳密に言えば違う。似たようなものかもしれないけれど。どちらも私のコントロール下にある」


「すげえな。並列処理、マルチタスクってやつだな」


「並列処理、並列思考は女子高生の嗜み。みんなやってる」


「シングルタスク型の男には未知の領域だわ」


「そんなことよりもセックスを。15万円を強く所望する」


「聞いてもいいか? そのお金をいったい何に使うんだ?」


「書籍を買う。お金はいくらあっても足りない」


「電子書籍もなにげにたけえからなあ」



 * * *



 ハルトは自分の身体を見下ろし、それから舞音のカラダをじっくりと見た。


「懸念があるとすれば、サイズだな。俺の12歳サイズが10歳の少女に挿入可能かという問題がある」


「ひまりから聞いた。駄文男のサイズはXSサイズだって。だから大丈夫」


 12歳(小学六先生)で刻が止まったハルトのアソコのサイズもまた刻が止まってしまったのだ。


「まさか、その話は学校中に……?」


「ひまりの友達ならみんな知ってる。駄文男のアソコのサイズ」


「もう外を歩けねえ。って俺ひきこもりだった。あはははは……」


「自虐はいい。セックスをはよ、駄文男」


「はい、添削先生」


「ん……。商談成立」


 ハルトは舞音の前に座ってブレザーに手を伸ばした。


 制服を脱がすとノーブラだった。


 10歳(小学四年生)で刻が止まった舞音の胸の大きさは無いに等しかった。


 ハルトはペッタンコのオッパイに舌を這わす。


「なんだかロリコンになったような気分だぜ」


 もみもみ、ちゅうちゅう。


「かつてこれほど吸い甲斐の無いオッパイがあっただろうか」


 オッパイはあきらめて、下の方に期待をすることにした。


 クマがプリントされたパンツを下ろす。


 足を開くとツルツルの女性器が現れた。まだ花開く前のつぼみといった感じだ。


「おおっ! ツルツルは正義なり! これ挿れちゃってもいいのか?」


「問題ない。17歳の乙女のカラダ、しっかり味わって」


「まずは前戯だな」


 小さなカラダの小さなアソコを丁寧に舐め回す。


「心なしか濡れてきたような気がするぜ」


「ん……」


 舞音は読書に集中しているせいか、リアクションは薄かった。


「よし! ロリコンになったつもりで徹底的にやってやるぜ! 10歳の美少女とやれるなんて、世界中のロリコンどもは泣いて羨ましがるだろうな」


 舞音の小さな膣口に、ハルトはXSを押し当てた。


「挿いれええぇぇーーっ!」


 スポッ!


「やったぜ!」


 どうやら問題なく挿入できたようだ。


「俺のXSサイズが挿入できない女性器はこの世に存在しねえ!」


 勝ち誇ったようなハルトのつぶやきが響き渡る。


「いや。赤ん坊はムリか。いやいやいや。万に一つだってありえねえっての」


 すると、それまでリアクションのなかった舞音が言葉を発した。


「なるほど」


「なにがなるほどなんだ?」


「『ゴミ兄100面相しながらセックスする』ってひまりが言ってた」


「そうなのか……」


「ぶつぶつと心の声がダダもれてきてキモ……面白いって言ってた」


 人を慮って言葉を選ぶやさしさよ。


 ハルトのハートはきゅんきゅんしてしまった。


「気を遣わせちまってすまねえなあ」


「ん……」


「とりあえず、処女貫通したみてえだから」


「そう。後は好きにしていい。15万円分たっぷり楽しんで」


 好きにしていいと言われたので、いろんな体位でやってみたのだが、その間舞音は一度もスマホから視線を逸らさなかった。


「子供は一度寝たらなかなか起きねえってのを思いだしちまった」


「私は花も恥じらう17歳の乙女」


「刻の涙を見た者の悲しみを感じる……」


「これは宿命」


「宿命なら仕方ねえ! こうなったら意地でも刻を見せてやる!」


 ハルトは舞音の小さなカラダを舐めまくった。


「よく見れば、顔はかわいいし、お肌はすべすべだし、アソコはツルツル(ココ大事!)だし、文句の付けようがねえんだよな」


 陰核を弄んでいると、舞音がモゾモゾと反応を示した。


「ぴきーん!」


 ハルトの額から閃光が迸った……ような気がした。


「見える! 俺にも見えるぞ!」


 XSを出し入れしながら陰核をやさしく刺激すること数十分。


 ピクン!


 するとそれまで何の反応も示さなかった舞音のカラダが反応した。


 ズン! ズズッ! ズンズズズッ! ズンズズーン!


 舞音の頬がピンク色に染まっていった。


「舞音……」


「ん……」


「俺を導いてくれ……」


「波が……来そう」


 読書をしていた舞音が目を閉じた。


 次の瞬間。


「んんっ……」


 小さなカラダがぷるぷると震えた。それと同時にハルトのソーラ・レイも火を噴いた。


 ピッ! ドビューーンッ ♡ 。


 ハルトはドサリと舞音の隣に倒れ込んだ。


 その口元には笑みが浮かび表情は達成感に満ちていた。


「刻は見えたか?」


「ん……。物語で読んだのと違ってロマンスの欠片も無かった」


「添削先生でもそういうのに拘るんですか?」


「私は夢見る17歳の乙女」


 舞音は読書を再開した。


 こうして雨宮舞音とのセックスは終わりを告げ、ハルトの預金残高は減少した。



 * * *



 一週間後、舞音はハルトの部屋で読書をしていた。


「刻が見たいのか?」


「ん……。刻の涙を見た者の悲しみを知るならここ一択」


「つまり、手っ取り早く稼ぐならここって訳か。俺はアルバイトの雇用主かよ」


「ビジネスと割り切れば問題ない」


「あのなあ」


 ハルトはため息を漏らす。そして舞音のブレザーを脱がし始めた。


読書好きの少女は書籍の為ならエッチだって厭いません。

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