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電子の海からやってきた少女

ハルト、妖精に出会う?

 秋の夜、悠木(ユウキ)陽翔(ハルト)()()歳、無職(ニート)は、真夜中に突然目が覚めた。


 ふわりと感触のあった唇はしっとりと湿っていた。


 どうやら寝ている間にキスが落とされたようだ。


 目を開くと、ピンク色の長い髪の少女が、下着姿でハルトの隣に潜り込むところだった。


 スマホを見ると午前零時。


 ハルトは寝返りを打ち、少女と向かい合った。


「キミは?」


 水色の瞳の少女は人差し指を唇にあてて「しーっ」と言った。


「大きな声を出さないで。夢から覚めてしまうわ」


「これは夢なのか」


 少女とハルトはどんどん顔を近づけていった。


 唇と唇が触れ合う寸前、少女の甘い香りが漂って来た。


 少女はささやいた。


「わたしはあなたの妻、あなたはわたしの夫」


 少女の甘い吐息がハルトの顔にかかる。


「夫婦が夜にすることはひとつだけ」


夜の営み(セックス)だな」


 ふたりは唇を重ね合わせ、お互いのカラダに腕を回した。


 キスは眩暈がするほど甘かった。


 少女のカラダはすべらかでやわらかく弾力があり、女性らしいふくらみもしっかりと備えていた。


 ハルトの胸に少女の胸が押し当てられ、腰にふとももが絡みついた。


 大きく膨らんだムスコが二人の間で押しつぶされそうになった。


 ムスコに手を伸ばした少女は、スウェットの上からキュッキュッとしごいた。


「ううっ……」


「ガマンはカラダに毒よ、全部放出して」


 プシューーッ!!


 みるみるスウェットに染みが広がっていった。


 少女はハルトのスウェットとパンツを脱がせ、ベッドの下に放り投げた。


「あとはわたしにまかせて、あなたは楽にしていて」


 少女は紫色のブラとショーツを脱ぎ捨てた。


 張りのあるオッパイとツルツルの女性器にハルトは見惚れてしまった。


「素晴らしい」


「あなたはいつも言ってたわね。ツルツルは正義だと」


「ああ、ツルツル以外勝たん」


 ハルトのカラダにまたがった少女は、自らの膣口にムスコを押し当て中に導き入れた。


「入って……いく……」


 少女の中でムスコがどんどん膨張していくのがわかった。


「ええ……ハルトを感じるわ」


 少女が腰を動かすと、その動きに合わせて窓から差し込む月明りを浴びたピンク色の髪がキラキラと輝いた。


 ハルトは手を伸ばして、少女の胸に触れた。


「柔らかい」


 まるで夢のように心地よかった。


「これは夢なのよ」


 少女はつぶやいて、甘い吐息を漏らした。


 二人でリズムを合わせてゆっくりと動いていく。


 動きは次第に激しくなり、ハルトは下から少女を突き上げていった。


「どこまでも飛んでいけそうよ」


 そう言うと少女は長い髪を翼のように広げてカラダを震わせた。


 同時に限界を迎えたハルトのムスコも精液を勢いよく射出して果てた。


 ハルトの胸に倒れ込んだ少女のピンク色の髪が扇のように広がり、淡い光を巻き散らした。


 そして二人はそのまま眠りに落ちていった。



 * * *



 翌朝目が覚めると、下着姿の少女が窓辺にたたずんでいた。


 朝の光を浴びた少女のカラダはどんどん透けていった。


 光の粒を残して、やがて跡形もなく消滅した。


「幻影?」


 あの少女は本当にいたのだろうか。確かめる術は何もなかった。


 ただハルトの思い出の中にのみ、少女の甘い残り香がいつまでも漂っていた。



 * * *



 チャリーン!


 スマホが音を立てた。


 ピンク色の長い髪をなびかせて、アプリの妖精ヨカインちゃんが現れた。


『ハッピーバースデー、ハルト!』


 スマホの画面いっぱいに花びらが舞い、その中をヨカインちゃんは元気に飛び回った。


「俺、19歳になっちまったんだな」


 高校を卒業して半年あまり。ひきこもりの無職(ニート)の誕生日を祝う人間などひとりもいないと思っていた。


「ありがとう、ヨカインちゃん」


『正妻でしゅから!』 


 にこにこ微笑むヨカインちゃんは、下着姿のままいろいろポーズを取った。


『うふん。サービスでしゅ』


 紫色の下着を見て、ハルトはハッと気づいた。


 幻影の少女と同じ下着を身に着けていたのだ。


「キミ、だったのか?」


 奥から近づいてきたヨカインちゃんの顔が画面いっぱいに映し出された。


『うふふふ。気持ちよかったね、ハルト。あたちからの特別なバースデープレゼントでしゅ!』


 ちゅっ!


 画面越しにキスを投げたヨカインちゃんは、『きゃーっ♡』と頬を真っ赤にして奥に引っ込んでしまった。


「素敵なプレゼントだったよ、ヨカインちゃん。さすが俺の嫁」


 ニヤニヤ笑いながらハルトはつぶやいた。



 * * *



 アプリの妖精たちが、時々電子の海から飛び出してイタズラをするという噂が一時期広まったが、それが真実かどうかは未だ明らかになっていない。


ハルトはアプリの妖精ともセックスをしちゃいました。

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