9話
?「スタンビートだ!早く!夜になっちまう!」
受付「緊急依頼を発令します!モンスター一体につき銅貨100枚!夜の場合銀貨1枚!」
?「いくぜ!お前らー!」ウォー!とギルド内に居た冒険者が全員外へ出ていく。
操「何が起こったんですか?」
受付「スタンピードはとある原因でモンスター一気に移動することです!それが今このレイ都に向かっているようなので
す!早く倒さなければ夜になり、収拾がつかなくなってしまいます!」
操「さっきの依頼私も受けていいの?」
受付「大丈夫ですが…」
操「大丈夫、モンスターは倒したことあるから」
受付「ご武運を。こちらが冒険者ギルドカードになります。生きて帰ってこられたら、カードについてお話ししますね」
操「頑張ってくるよ」
操は駆け出し、扉を開ける。
2種類の人間が入れ違いになっている。
冒険者らしき人たちの後を追う。
操「入口じゃんか…」朝通ってきた入口から出る。
目を凝らすとモンスターの大群の前線部分が見えてきた。
?「まさかお前とまた会うとはな」聞くと安心できる声が聞こえる。
操「リュダさんおやすみじゃなかったの?」
リュダ「スタンピードが起きておちおち休んでられないよ」
操「早めに倒せばまだ間に合う?」
リュダ「あと1時間半が勝負だな…それ以降はわからん」
操「夜になったらかなり強くなるもんね」
リュダ「それじゃ、死ぬなよ」
操「リュダさんを保証人にしちゃったから死ねないね」
リュダ「はぁ…どこまで迷惑をかけるんだ」
操「この余興で終わりにするよ」
モンスターと冒険者が既に交戦状態に入る。
有象無象の液体が飛び散っているのがわかる。
リュダ「こういう時は冒険者も敵になりかねない。気をつけろよ」
リュダが走り出す。
操「フレンドリーファイアってことかな」
操は皆が真っ直ぐ行っているところを迂回してモンスターの後方へ行く。
リュダ「何考えているんだあの子は…」
無駄な思考を切らし、自分の戦いに集中した。