7話
リュダ「身分証の喪失だ。手続きするから紙を」
操「ふ〜ん。本部はしっかりしてるんだ」
リュダ「都だからな…。お、ありがとう」
?「リュダさん、今日早めに上がるはずだったのでは?」
リュダ「ああ、だからこれが終わり次第帰る予定だ」
?「そうですか、上には私から伝えておきますね」
リュダ「助かるよ。いつもありがとう。ミサオそれじゃ別室に行くぞ」
操「ほーい」
―
リュダ「紙に名前と年齢を書け」
操「ミサオっと…あれ?字が変だ」
リュダ「変じゃ無いだろう?ミサオと読めるぞ」
操「あー…自動翻訳的なことか…」
リュダ「何言ってるんだ?早く年齢をかけ」
操「18歳っと…」
リュダ「それで、職業をどうするんだ?」
操「一ちゃん簡単な職業って?」
リュダ「職業に簡単も何も無いだろう?」
操「そうか…一ちゃん自由な職業は?」
リュダ「それは冒険家になるんだろうなぁ…」
操「何か誓約みたいなのってあるの?」
リュダ「3ヶ月に一回は依頼をこなさないと、資格剥奪くらいか?あとは依頼をダメにすると違約金が発生したり…」
操「3ヶ月に一回でいいんだ?」
リュダ「その代わり、稼ぎは人によるから、最悪飢え死にする前に犯罪を犯して奴隷っていうのが多いが」
操「依頼の量って多かったりするの?」
リュダ「その日によるだろうな。少なくとも都だから村とか行くよりは稼げるとは思うが…その分難易度も上がるって話
だ」
操「ふ〜ん…じゃあ、冒険者になろうっと」
リュダ「それじゃ冒険者用のカードも必要だから終わったらギルドに行くか」
操「そこには私一人で行くよ。リュダさん忙しそうだし」
リュダ「そうか?それじゃ申請ついでに地図取ってくるから待っていてくれ」
操「はーい」
リュダが部屋を抜けると天井を見る。
操「冒険者かぁ…」一抹の不安もなかった。