3話
2時間歩き続けてもゴブリンは操をしばき続ける。
歩いた距離もそこまで進んではいない…
操「君もしつこいねぇ…」ゴブリンの頭を叩く。
ダメージが通ったのか少し蹌踉めく。
操「君も守備力がないのか…」もう一回頭を叩く。そうするとゴブリンらしき敵は動かなくなる。操は棍棒を入手した。
『Lvが一つ上がりました。スキル打撃耐性小を取得。ステータス守備を10加算します』
Lv2/HP11/MP2/力2/守26/知2/耐15/器2/早2/運2 計64
操「へぇ、Lv上がると全部のステータスが一つずつ加算されるのとスキルでステータス加算もされることがあると…」
スキル:能力操作/打撃耐性小
操「とりあえず、身体が重いからステータス変えよっと」
Lv2/HP10/MP1/力1/守15/知1/耐15/器1/早21/運1 計64
操「うん、これだと移動も早いから楽だなぁ」
風が吹く方向へ歩みを進める。
操「あれ?最初と同じ場所に来た?」風の吹くまま歩いていたら元の場所まで戻ってきてしまった…
操「やっちゃったよ…」
ゴブリンらしき敵を遊んでいたら風の方向が変わっていたみたい…
操「ま、いっか。棍棒を立てて…よし、倒れた方向に行ってみよー!」
歩き始める。防御特化にしていた時とは違い足取りが軽い。
歩き始めて2時間するとおどろおどろしい沼に着いた。なんか臭い。
操「これ初期に来るところじゃないよね?」一瞬沼の中に大きな影を見る。
踵を返す。
操「これって運が低いからなのかな?」
ステータスを運に極振りして再度棍棒を立てて倒れる。
操「え?真逆じゃん?」
操はステータスを戻し、来た道を戻る。
臭いが消えたあたりで頭の中に木霊する。
『毒耐性小を取得。ステータス耐性に5加算します』
Lv2/HP10/MP1/力1/守15/知1/耐20/器1/早21/運1 計69
スキル:能力操作/打撃耐性小/毒耐性小
操「加算された5を素早さにしてっと…」
さらに動きが軽やかになる。
操「順調順調!」軽くジョギングペースのスピードで移動する。
先ほどの2時間の道を1時間くらいで戻ってくる。時すでに夜。