11話
操は再びボスらしきモノへ目を向ける。
倒したと思った敵は今動き始める。
ダメージは残っているのだろうが…明らかに行動がおかしい。
雑魚までが周囲を警戒するようになる。
操「倒しきれなかったか…」少し後悔が残る。
小石を投げてみるが、避けられてしまう。
操「明らかにおかしいな…」
雑魚までも避けるようになっている。
場所が気づかれないように移しながら投げているにも関わらず。だ。
諦めるか…既に10体以上倒したから銀貨1枚分は稼いだ。ノルマは達成しているはずだ。
なのに、諦めたくない自分がいる。
だんだん人の声も聞こえるようになってきた。
このボスを自分で倒したい。
片手に棍棒を持ち、もう片方に小石をたくさん持つ。
ステータスを変える。
Lv3/HP10/MP1/力20/守25/知1/耐5/器1/早20/運10 計96
操「いっちょ、やってみますか」
小石を空に放り投げる。
バラバラの小石は雑魚にもボスにも当たることなく避けられる。
そしてボスの元へ走り抜ける。
避けている最中の重心を狙い、棍棒で足を強打する。
当たったが、効いている様子はあまり見受けられない。
続いて回し蹴りを背中に浴びせる。
多少グラつくが、耐えられる。
ボスの大金棒が操を襲う。
しゃがみ、よけ、後へ下がり、棍棒を投げる。頭部を狙った棍棒は金棒で棍棒を撃ち落とされる。棍棒を投げた操は既
にそこにはいなかった。
操「やっぱり頭は怖いよね」
二本目の棍棒を手にし、ボスの頭へ打ち込む。
操「いい加減倒れろぉ!」
鈍い音を立て、棍棒が壊れる。
操「マジか…」
危うし、操は振りかぶっている大金棒を見て死を悟った。
防御の姿勢を取り、着地する。
操「あれ?」
棍棒とボスが共倒れだったみたいだ。雑魚が喚き始める。操は大金棒を手にし、笑みが溢る。




