10話
操「フレンドリーファイアは近くに人がいるとダメで、こういう時の原因って大体後にいるもんでしょ!」短絡的な思考でスピードを上げ、モンスターの大群を横目にひたすら走る。
ざっと数えた感じ冒険者が2〜300でモンスターが1000以内くらいだろう。
操「みーつけた」
最奥にいるモンスターを見つける。
いつものゴブリンらしきモンスターの10倍くらいある。
操「見つけたのはいいけど…こいつ倒せるのかな?」
本当に自分が短絡的思考で浅はかだと思う。
木に隠れ、小石を投げる。
ヒットするが、ダメージが少ないのかこちらを見ない。
操「こっちに誘い出して少しでも行進を遅くできればと思ったんだけど…ダメだ」
操は意を決する。
ステータスをイジって飛び出し、ボスらしき敵の土手っ腹に一撃を加える。
Lv3/HP15/MP1/力30/守10/知1/耐1/器7/早30/運1 計96
ステータスを弄って遊んでいた時を思い出す。
速度だけでは攻撃力にならない。
速度×力量×守備
土手っ腹に刺さった拳はボスを遠くへ誘った。
操「クリティカルヒットぉ!」
その声に、後衛にいた雑魚ゴブリンらしきものらが気づく。
操「あ、やべっ」
操は逃げ、ステータスを戻す。
遠くから小石を投げ、少しずつ雑魚を倒しながらボスが戻ってくるのを待つ。
敵はボスがいないとその場から動けないのか、あたふたしていたところを小石で小突く。
数体を倒したところにボスが戻ってくる。
操「ダメージはあったみたいだけど…致命傷までは行かなかったか…」
ボスは警戒を強め、辺りを見回している。
操は再びステータスを弄り、ボスの上目掛け跳躍をする。
ステータスを変え、先ほどと同じく頭の上へ踵を振り下ろす。
操「流石に上までは考えないよねっ!」ボスはよろける。また森の中へ戻り、息を殺し、ステータスを戻す。
ボスがよろめきから立ち直り、また周囲を警戒する。
操「今度はどうしようかな」危ないのにも関わらず、心が躍る。
ステータスを器用と力に振り分け落ちていた大きめの石を投げる。
クリティカルヒット!頭部に命中し、ボスが倒れる。
操「よし、これで!たお…」その時既に夜になっていた。




