1話
私の名前は藍葉操。
いわゆるゲーマーである。
ゲームにハマりすぎて食事・睡眠諸々を忘れ、死んでしまったという情けない話である…
そして今目の前には自称神様が存在する。
『ねぇ?聞いてる?』
操「あ、はい。ちょっと考え事を」
『何考えてんの?』
操「ログボのこととか」
『いや、だから死んじゃったんだから関係ないでしょーって』
操「実感ないし、まさかゲームしていたら、死んでた。なんて思わないでしょ」
『そりゃ…ゲーム内で死んだ時のままだからね…』
操「今のゲームは凄いんだよ、フルダイブシステムで実際食べている感じするし、寝るとHPが回復して疲れなくなるし」
『進歩も如何なもんかねぇ』
操「進歩は悪ではない!し続ける者が悪なのだ!」
『ブーメラン』
操「そういうことですね…」
『それでなんだけど、どうする?このまま天国行っとく?それともゲームみたいな世界に行ってみる?』
操「天国って存在するんですか?」
『あるけど、暇だよ〜。やることないし』
操「それじゃ他の世界行った方がよくない?」
『うん、だから一番最初に聞いたんだけど』
操「聞いてなかったです。すいません」
『それじゃどんな世界がいい?』
操「能力が自分で決められるような世界が面白そうですね」
『自由に能力を決められるっと…他は?』
操「魔法とかスキルがあると面白そうですね!」
『なるほどね…それだと…この世界がいいかな』
操「私が言ったこと大体できる?」
『多分大丈夫!』
操「え?多分?」
『行ってらっしゃい!良い世界を〜』
操「このせ…」
『ふぅ…だいぶ時間かかったわ。最近死ぬ人が多くて困るわ〜…。はい、それじゃ次の方どうぞ〜』