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夢_Dream1010.txt

作者: LD.Dreamer

 エキナカの一角、家族でレストランに行った。

 一角といっても、通路の両側ではなく、広場の真ん中という謎な立地であった。そこには座席しかなかったので、レストランというより、入り口の一つしかないフードコートといったほうが想像しやすいと思う。フードコートのようと言ったが、そこまで広くなく四人テーブルが二列四つ分の広さしかなかった。しかも、最初に説明の都合上レストランと言ったが、私の記憶では寿司屋としてそこに入ったはずだった。ちなみに、店名は見ていない。

 入り口から見て通路の左側、奥から二番目のテーブルに案内された、しばらくして、料理がどこからともなく現れた、私のはご飯とみそ汁が付いていたことは覚えているが、肝心のメインを覚えていない。寿司屋に入った設定はもう忘れたようだ。

 家族が食事を終えて食事の遅い私を待っていると、客席の外から店員さんらしき人が、

「お時間でーす」

 と声をかけてきた、私がまだ食べていることに気付くと、

「あぁ、お客さんゆっくりしてください、30分までならサービスできますから。」

 と言ってくれた。一応時間らしいので、先に食事を終えた家族はお会計をして、先に外へ出ることにした。

 一生懸命食べていると、次のお客さんらしき団体さんが入ってきた、部活帰りっぽい女子高生たちだった。今は私一人になったこの席はおろか、隣の席さえもまだ食器が片付けられていないのに彼女らは普通に着席していった。なんと、まだ食ってる私の席にも座ってきた。が、しかし特に何か話しかけてくるわけでもなかった。


 これはマズイと思い、急いで残りを食べ終え、時間を見ると、ぴったり30分だった。フードコートエリアの出口は会計エリアに直結していて、会計エリアを抜けないと外には出られないらしい。会計エリアは、レジが二つでそれが駅の自動改札のように縦に並んでいる。会計は先に出た家族が済ませているなので、どうやって出たもんか、と悩んでいると、さっきサービスしてくれると言った店員さんが、

「あぁ、こっちです、今手続きしますね」

 と、片方のレジでいろいろ操作をし始めた。私の居座った30分をなかったことにしようとしているみたいだった。レジの画面を覗いていると、ゲームのゲームオーバーのような画面で、「ダメでーす」と書かれた画面が出ており、その中で悔しがる店員さんがいた。サクッと画面に入ってしれっと現実に戻ってきた店員さんは、

「すいません、お客さん、うまくいかなかったみたいで、ちょっと事務所のほうまで一緒に来てくれませんか?」

 と謝罪を入れてきた。「あぁ、いいですよ」と言うと店員さんは

「他にも出れないお客さんついてきてくださーい!」

 と言って改札を開け、すぐ近くの階段を降りて行った。そして、いったいどこから出てきたのか、20人ぐらいの人たちが、我先にとついていった。私も最後からついていくことにした。今になって思い返せば、この時点でもう外に出れたのだから、素直についていかずに真っすぐ帰ればよかったと思う。


 店員さんについて、階段を降り、通路を進みまた階段を降りとどんどん下へ降りて行った。最後の階段を降りると、そのまま通路につながっており通路は学校の廊下のように狭く、左手には地下街のように店が並んでいた。

「ここでーす。」

 と店員さんが言ったのは、事務所っぽいブースであった、隣のブースが携帯電話ショップであったことを覚えている。部屋の壁は、上半分がガラスになっており中の様子がうかがえる。中には扉が柵になっている古風な大型エレベーターが見えた。

 店員さんがついてきた人たちをエレベーターに乗せていく、なんか怪しいと思ったので、事務所には入らず廊下で待ち、第一便は見過ごした、残ったのは私一人だった。みんなエレベーターに入ったことを確認すると店員さんはエレベーターの扉を閉め、事務所のさらに奥のブースに入って行ってしまった。私のことは忘れたか、もしくは気付かなかったらしい。その直後エレベーターがガコンと鳴って、下に降りて行った。それを見て私は気付いた、「これはっ!めんどくさい客を始末するためのものだ!」

 エレベーターがその客籠二つ分降りたところで、シューというガスが出される音がした。エレベーターの扉が檻なので、多少、煙が上がってくるのも見えた。そして、エレベーターが上がってくる。真っ白な灰になった人の頭が見えた時点で、エレベーターがすべて上がりきるのを待たずに、私は全速力で逃げ出した。

 こちらにやってくる他の店員と鉢合わせないかと一瞬心配になったが、まず逃げねばと思い進むことにした。もと来た道は正直覚えていないが、道は一本道であまり迷うことはなかった。途中地上の光が差す穴を発見し、ジャンプで手が届きそうだったので、そこから外に這い出た。

 這い出たところは曲がり角の突き当りの壁で、ちょうど正面から日が差していたのを覚えている。


 そこで私は目を覚ました。

文字起こしするだけで2時間、短くしたい。

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