異世界転生はした、地球で努力できない奴が異世界で努力なんてできるはずがない
俺は地球で死んで、異世界に転生した。
地球での人生は、失敗だったと思う、やろうとしたことは3日で終わり努力もせずダラダラとしていた
《完全記憶》と言うスキルのおかげで前の名前もうっすらとしか覚えていなかった昔の記憶も覚えている
転生したことでチート能力は手に入れられなかったものの過去の記憶があるためなんとかなると思っていた
0歳の頃から記憶を持っていた。
前世の転生系の小説は大抵、小さい頃に魔力量を上げると言う、自分もやってみた
今回こそは努力してやると意気込んだものの
記憶を保っている。つまり性格なども残っている。
性格のせいにするのもどうかと思うが、魔力量を上げるトレーニングも3日で終わってしまった
年齢が増えてからも、剣術、魔術など色々やってみるがそれも全てやめてしまった。
才能がないわけじゃない、自分の性格が悪いのだ、
そう思うことが多々あった
学校に入ってからも勉強すら努力せず、遊んでばかりだった。
顔は整ってたものの性格のせいで女性は寄って来なかった
学校を卒業してからは、仕事も続かず家に帰ってはだらだらとしていた
父がお見合いの話を持ってきた、このチャンスを逃すまいとガンガン攻めた。
前の人生でも女性と喋ったことのない俺はうまくいくはずもなく、玉砕
振られたことで部屋に閉じこもっていると父が倒れたとの連絡を受けた。そのまま父は帰らぬ人となった
長男である自分は、父の代わりに領主として政治をすることとなった。
ろくな勉強もせず、駄肉を貪っていた俺が治めることなんてできず
我が領土は隣国に全て取られてしまう
没落した俺は働くこともせず、ホームレスとして今日も物乞いをする
俺なんかを転生させないで欲しかった。
神を恨んだ。自分の心の中では自分のせいとわかっているのが憎かった
次こそはちゃんとやる。そう思って始めた異世界人生だったが、こんなことなら地球の部屋でゲームでもしてればよかった。
ご覧いただきありがとうございます。
この作品は異世界転生ものの主人公は、地球でだらけていたのに異世界で急に改心できるのかと疑問に思って適当に書いたものです。
適当に流してください