救世主アリス 異世界への扉
―――――――森に行くと、奥に芝刈り機で草が刈ってあるかのように整った広間があった。
レオール「ここにしましょう。」
レオールは、そこら辺に落ちてた長い枝を丁度いいと言わんばかりに使って、魔法陣を描き始めた。
そして、ルディン石を描いた魔法陣の中心に置き、レオールは、ダレンに真剣な顔を向けた。
レオール「ダレン様。準備は整いました! 後は、強大な魔力で召喚するだけです。私には、残念ながらそこまでの魔力はありません。ダレン様の血筋の魔力くらい強大な力でなければ失敗に終わるでしょう。ダレン様の力の見せどころです。異世界からの召喚魔法はかなりの魔力を消費します。魔力を回復するのにずいぶん時間がかかるでしょう。」
ダレン「わかった!……じゃあ、始めるぞ!」
レオールが見守る中、ダレンは召喚魔法に集中し、辺り一面は静まり返った。
ダレン「我の名は、ダレン……!我の呼びかけに応えたまえ!救世主アリス!異世界への扉よ、開け……………………………!」
ゴゴゴォォオオ!
白い光が沸き上がって来た時だった!
―――――――――悪の手下の兵「居たぞ!!あそこだっ……!殺せぇええーーー!!!!」――――――――
白い光がパァーっと光って、すーっと消えると美少女が現れた。
アリス「えっ?……ここはどこ…………?」
レオール「まずい事になりました!………ひとまず、逃げましょう……!!今のダレン様は魔力を使えない状態です。私が食い止めるので、アリス様と一緒に急いでお逃げください!私もすぐに後を追います!」
ダレン「わかった!すまない!……さっきの場所で落ち合おう!」
ダレンとレオールは小洒落た宿屋「白ウサギ」で落ち合う約束をした。
ダレン「アリス!逃げるぞ!走れ!」
そう言って、わけのわかららないままのアリスの手を握り、引っぱって、その場を跡にした。
それでも、レオールだけでは、抑えきれない敵の兵たちがダレンたちを追っかけてくる!
ダレンはアリスの盾になった。
ダレン「アリス!下がっていろ。」
アリス「でも…… 。」
ダレン「心配するな。君は俺が必ず護る!」
アリス「……はい!」
アリスはときめきを感じ赤面した。まるで、中世に出てくるような白馬の騎士が言ってくれるようなセリフではないか。
ダレンは、他に見ないような強大な魔力の持ち主だが、先の、異世界からのアリスの召喚で魔力を使い果たしてしまった。魔力を使えば簡単に一撃でやっつけることも可能なのだが、今は魔力を使えない。
しかし、ダレンは格闘能力も ずば抜けてるため、みるみるうちに見事に敵を倒していく!
人一倍心優しいアリスは言う。
アリス「あの……っ!そんなに乱暴しないで下さいっ!」
ダレン「君を護るために、仕方なくやってることだ!」