運命の始まり
お待たせしました‼︎
第四話です。
阿山が死んでいる。
顔に浮かぶ安らかな顔とは裏腹に路上に飛び出る彼女の臓器と血液。
それを高笑いしながら見ている男がいた。
…………それは死んだはずの坂下の姿だった。
うわぁぁぁぁぁぁ
僕は叫ぶ。そんな光景を塗り替えるように…
塗りつぶすように…。
「…ん、…くん!…宅くん、安宅くん‼︎」
ハッとして顔を上げると阿山が僕の顔を覗き込んでいた。
そこはいつもの教室が広がっていた。
「どうしたの?顔が真っ青だよ?」
心配そうに阿山が言う。
「いや、なんでもないよ。帰ろう。」
そういって僕は、席を立って歩き始めた。阿山も立ち上がって追いかけてきた。
僕は家に近道をして帰ろうといった。
すぐに帰りたかった。
あの夢が本当だとしても嘘だとしても関係ない。阿山を、友達を1人でも危険な目に遭わせたくなかった。
近道になる横断歩道に差し掛かった時、ふと前を見たら人ごみの中に坂下のような姿が見えた。
…見間違えじゃないのかって⁇
いや、あんな奇抜な髪型をしているのは坂下しかいない。あいつを見間違えるはずがない。
それはなんだか、夢で見た風景にそっくりで嫌な予感がした。すぐさま、「えっ何、どうしたの?」と不思議がる阿山の手を引いて横断歩道と反対側に歩いていく。
家について彼女が家に入っていく瞬間を見届けたあと、安心するあまり路上に座り込んでしまった。
家に帰って冷静になった僕の脳裏には一つの仮定が浮かんでいた。
……僕は予知ができる能力をパンドラから与えられたのではないか・・・と。
二学期が始まりましたねー泣
私は今日早々にテストを受けさせられて泣きそうでした…(*´Д`*)
みなさんはどうお過ごしですか⁇
・・・・・あとがきとか何書けばいいのかわからない。