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Free Style Online  作者: 蓮華草
第1章
3/6

style.3

料理スキルを取ることは決めたが食材がない。手に入らなかったときのことも考えてまずは食材から探したほうがいいかな。


「遼平、食材探しに行ってきて」

「おう、行ってくる」

「行ってらっしゃ〜い」

「お前もな」

「へ?」


腕をがっしりと掴まれた、ちょっと痛い。


「なんで僕も行かなきゃいけないの?」

「お前も食うからに決まってるだろ」

「そ、それはそうだけど...僕は戦えないから無理」

「果物でも探してろ」

「ぐ ...」


確かにそれぐらいならできるよ?でもあとで料理しなきゃいけないのに怪我しちゃったらどうするのさ。


「俺が守るから心配すんな」

「遼平の癖に...」

「さっきの犬ぐらいなら負けねえよ」

「どうせ僕は非力だよ」

「いじけんなよ...ほら、さっさと行くぞ、日が暮れる」

「はーい」


僕らの関係は昔からこんな感じだ、体が小さい僕を遼平が色々と助けてくれる、最初は女の子だと思ったかららしいけど...

あ、林檎発見、でも届かない...


「むぅ...」

「よっと、よく見つけたな、食えそうか?」


うわぁ、ムカつく。僕じゃ全然届かないのに軽々しく取りやがった。じゃなくて、食べられるかどうかは重要だ。料理スキル取ったらわかるかな?食材が見つかったんだしもう取ってもいいかな。


【料理】レベル1

・アイテムに簡易料理キットが追加されました

・アイテムにエプロンが追加されました


今更だけど調理器具なんにも持ってなかったんだった。でも流石はファンタジー、スキル取得でアイテムがもらえるとは。


「食えそうか?」

「あ、ちょっと待って」


遼平から林檎を受け取ると林檎消えた。いやいやいや、せっかく見つけた食材が無くなったんだけど、あ、インベントリに入ったのか、便利だなぁ。インベントリからだとアイテムの説明が見れるのか


【林檎】

食材アイテム


毒とかないし食べられるかな。毒物が見つかるとわかるんだけど...遼平に食べさせたらいいかな


「うん、食べられるよ」

「食っていいか?」

「もちろん」

「しゃりしゃり...林檎だな」


毒は無さそうだ、ここにあるのは全部持っていこうかな、インベントリに入るからかさばらないし。よく見ると果物が沢山あるみたいだ、遼平に取らせよう。


「ここら辺のだけでも足りそうじゃないかな」

「犬って食えたよな」

「...」

「俺は肉が食いたい」

「わかったよ...」


野蛮人め...調理する側の気持ちを考えてほしい。だって犬だよ?食べたことないです


「ちょうどいいところに犬発見」

「え、どこ!?」

「ほらあそこ、2匹か...よし!!」


どうして喜々として斬りにいけるんだろう。え、いやまって、もう1匹いるんだけどってこっちにきてるよ!?


「わっ、遼平助けて!!」

「なっ!?まだいたのか」


体が竦んで動けない。だが相手はお構いなしに襲ってくる。遼平もまだ戦闘中だし僕死んだかな...お腹に体当たりされ吹っ飛ばされ起き上がる間もなく首に噛み付かれた。だんだん意識が遠くなって...


目が覚めるとさっきの川にいた、どういうことだ?傷もないし遼平もいない。インベントリには簡易料理キットと集めた果物がある。死ぬとここに戻ってくるのか?きっとファンタジーの力だろう。ここに来たのはきっとここがセーフティエリアのような場所だからかな。


とりあえず、死んでも生き返ることがわかったんだ、ある程度の無茶はできるみたいだ

中途半端です。時間がない...

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