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これは旦那です 憎き旦那をミンチしてやった?

作者: 猫の集会
掲載日:2026/10/11

 うちの旦那は、まったく家事をしません。


 ただ、文句も言わないのでそれでうまく夫婦生活を過ごしてきました。


 しかし、突如わたしの体調不良が長く続いてしまい、しばらく入院するまでとなってしまいました。


 なんにもできない旦那を手伝いに、旦那のおねえさんがわざわざ来てくださいました。



 幸い、わたしは数日間の入院で済み、無事退院した。


 すると旦那が、ぼくが料理するよ。リクエストどうぞと言ってきたので、わたしはハンバーグをお願いした。


 大丈夫かな?と不安だったけれど、黙って見守りました。


 料理が完成して、美味しくいただいた数時間後、突如警察の方がいらっしゃった。


 旦那は、お風呂に入っていたので、とりあえず玄関をあけた。


 警察?なぜだろう?と不思議に思っていたら、警察の方がとある写真をみせてきた。


 先ほど、通報がありました。


 この写真は、旦那さんで間違いないですか?

 と。


 たしかに旦那が作ったハンバーグでした。


 警察官は、わたしの口元をマジマジとみて、

「食べました?」

 と、言ってきた。


 わたしは、迷わず

「もちろんです。美味しかったですよ?」

 と、笑顔でこたえた。


 すると、警察官の方が…


 こいつ…ヤバいなって感じで、わたしをみた。


 なぜだろう?


 というか、ハンバーグ食べて逮捕なんて聞いたことないですよね?


 幸せの罪で逮捕?


 …


 そんなわけ…


 ⁈


 警察官の後ろには、旦那のおねえさんが青い顔で立っていた。


「あの、中に入ってもよろしいですか?」


 わたしは、迷わずこたえた。


「どうぞ?」

 と。


 そして、お風呂からの物音に反応して、恐る恐る近づいた警察のかた。


「あの…旦那が入浴中なんですけど…」


 …


 わたしの声がしたので、旦那がお風呂から、

「どうしたのー?なにかいったぁ?」

 と、聞いてきた。




「旦那さん…ですか?」

「はい、え?てかだれ?」

「警察です」


 旦那は、慌ててお風呂のドアをあけた。


「どういうことです?」


 警察官の方々も、どういうこと?という顔をしていた。


「えと、奥さん…こちらは、旦那さんで間違いないですか?」

「はい」


 …



 そこで、おねえさんが呼ばれて、警察の方と入ってきた。


「え、生きてる…よかった‼︎生きてるじゃない‼︎」

 と、泣き崩れた。


 ?


「奥さん、このハンバーグを旦那さんと言いましたよね?」

「あー、はい。まぁ、旦那が作ったので。」


 …


「困りますよ。こういう文面でこんなこと。」


 よく見ると、

(憎き離婚な てか昇天いたしました)

 と書いてあり、ハンバーグの写真が添えてある。


 …


 あ、わたし…変換間違えてる。


 旦那がミンチではなく、お肉の塊から作ったので、肉切ってこんなだよーって伝えたかったのに…肉切りこんなって変換を…


 憎き離婚な…なんて入れていたなんて…


 なんなら、美味しすぎて昇天しましたって言葉が…


 なんなら、絵文字ももうすぐハロウィンなので、それを意識してホラーちっくにしてしまった。


 しかも写真が、またみればみるほどグロく見える…




 ……


 残り少ないケチャップが、テーブルクロスにプシャって飛び散っていたのです。



 ハロウィンぽくていい?

 あとで拭けばいいよねって、そのまま写真をパシャリしたもんだから…


 おねえさんは、わたしが旦那を恨んで、こんなことにしたと思ってしまったらしい…


 あんまり家事が得意じゃない旦那を、わたしが怒り散らかして…って。



 わたしと旦那は、とにかく謝った。


 旦那は、慣れないことするからだよね…これからは、もっと家事して頑張るよ。病み上がりなのに、ごめんねと謝ってくれた。


 わたしの誤字のせいなのに、なんて優しい旦那さん。


 これからも、お互い支え合っていきたいと思います。



 おしまい♡


 

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