episode1 物語の始まり「とある世界」
本当は公開する予定のなかったものなのですが、思い切って公開していきます。
ここは誰かの心を守る世界のアパート、「光風荘」
皆がここで暮らしていき、時に誰かの心を守っている。
名前だけは明るく、
実際は静かでどこか閉鎖的な、古びた集合住宅。
9人がそれぞれの部屋に暮らしている。
一部屋ずつ微妙に違うライフスタイルがあり、互いに干渉しすぎず、でもどこかで助け合っている。
ユエ:「はぁ…今日も平和ね」
そう言いながら花に水を与えてるのは、いつも優しく接する女の子、ユエ。
ミレイ:「……」(ガサッ)
ポストから新聞を取り出して上の階へ戻っていく彼女は、
単独行動が大好きなミレイ。
ネラ:「Zzz…」(フードを被ってソファで寝てる)
こう見えて自分の根がはっきりしてる彼女はネラ。
ネイ:「よいしょ…」(掃き掃除してる)
朝のゴミ出しを終えて、光風荘周りの掃き掃除をしている男の子、ネイ。
トウマ:「ふぅ。ネイおはよ。」
ネイ:「おはよ~。お疲れ様。」
ジャージ姿でランニングから帰ってきたのは、
頼れる存在の一人の男の子、トウマ。
シノ:(小さい声で)「…誰もいないかな?」
廊下の隅をすり抜けて部屋に戻る彼女は、シノ。
アゼル:「さて、今日も原稿を書きますか…」
片眼鏡をかけて、流暢に喋りながら鉛筆を走らせるこの男の子は、アゼル。
アクト:「…ふぅ。今日の予定は…」(煙草を吸いながら)
いかつい見た目で煙草を吸ってるこの男の子は、
この光風荘の副リーダー、アクト。
レーヴィ:「さて…張り紙するか。」
そしてこの男の子が、この光風荘のリーダー、レーヴィ。
この優しい空間を守ってる張本人と言ってもいいだろう。
彼が今貼っているのは、入居予定の張り紙。
「10号室入居予定」
この張り紙をするやいなや、みんなは自然と集まってくる。
トウマ:「また変な奴こなきゃいいけどな~」
ユエ:「そうだね~でも新しい人って、ちょっと楽しみじゃない?」
ミレイ:「男なのかな。それとも女…?」
シノ:「ふーん…まぁ別に関係ないか。」
アクト:「無暗にかかわらない方がいいだろうな。」
全員が笑っている中、
この中で一番慎重なのはアクトだった。
この普通の毎日は、誰もがずっと続くと思っていただろう。しかし、"それ"は突然やってくるのだ。
光風荘に向かっている1台のトラック。それが、この物語の全ての始まり。
???:「あれが、噂の…楽しみですね。」そう呟いた。
ここから物語が展開されていきます。お楽しみに。




