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アンダーグラウンド

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


タイトル:アンダーグラウンド


穴のそばに立ってる女の子が居た。

その子は隣の男の子に、穴を指差して、

多分「飛び込め」と言った。

男の子は飛び込むと、それから出てこなかった。

「??」と思っていると、

その女の子は穴のそばから立ち去った。


母親「ねぇ本当なの!?本当にアユミが居たの!?」

男の子「う、うんそうだったと思う、似てたから」

母親「どこ!?どこに!?」

男の子「裏山にあった落とし穴のそば…」


母親はすぐ男の子と一緒にその裏山へ。

行くと丁度また女の子が穴のそばに立ち、

今度はサラリーマン風の男の人に

「穴に飛び込め」と言ってたようだ。

さっきは遠目でよくわからなかったが、

今度は結構近くで見ることが出来

それがわかった気がする。


母親「アユミぃ!」

やっぱりあの子はアユミちゃん?

アユミちゃんのお母さんの反応で

「やっぱりそうだったか」

とそれがなんとなくわかった。


でもアユミちゃんは2人の目の前で、

パッと消えてしまったんだ。


母親「え…ア、アユミ…」

男の子「…どこ行ったの…」


アユミちゃんは昨日から行方不明だった。

そのあいだ警察に捜索願を出し、

ずっと探してもらってたが結局わからない。


男の子に言われた母親は

とりあえず急いで来たのだが、

結局、アユミちゃんの行方は又わからなくなった。


そんな時、

母親「こ、これって…」

アユミちゃんのお母さんは

自宅のアユミちゃんの部屋で、

アユミちゃん直筆の手紙を見つけた。

そこには、

『ママもあの穴の中に入ってみて。きっと良い事があるから』と。


アユミちゃんの家庭は母子家庭。

アユミちゃんのお母さんは毎日労苦に追われ、

結構大変な身の上だった。


疲れきったお母さんを見かねて、

アユミちゃんはこの時

お母さんを誘ったのかもしれない。


アユミちゃんのお母さんはとりあえず、

あの裏山へ行ってみた。

するとそこにアユミちゃんが居たと言う。

やっぱり落とし穴のそばに

アユミちゃんは立って居た。


母親「ア、アユミ!!」

男の子はあとから追いかけて、

その一部始終を見ていた。


母親「アユミ!どこ行ってたの!なんでこんな所にいるの!」

当然お母さんはアユミちゃんを叱った。

でもアユミちゃんは、

「…ごめん。でもこの穴の中にお母さんも入ってみて」

と不思議なことを言ってた。


何を思ったか。

お母さんはアユミちゃんに言われた通り、

その穴の中に入ったのだ。


あのサラリーマン風の男の人の時もそうだったけど、

その穴は結構浅いはず。

大人が入れば腰ぐらい。


なのにその穴の中に入ったアユミちゃんのお母さんも

穴に入ったかと思えば身をかがめるようにして

その穴の中にすっぽり入ってしまい、

周りからはその姿が一切見取れず、

その後、2度と出てこなかったのだ。


男の子は不思議でたまらず、

また好奇心がその体を動かし、

今度は消えなかったアユミちゃんのそばに

駆け寄った。


男の子「え?さ、さっき入ったお母さんは…?」

穴の中には誰も居なかった。

そしてアユミちゃんはその男の子にも、

「君もこの穴の中に入ってみたら?」と促した。

男の子はさっきのお母さんと同じようにして

穴の中に飛び込み、2度と出てこなかった。


(アンダーグラウンド)


母親「…確かに現実に返っても、また生活の苦労で大変だ。再婚したって又その新しい夫の暴力で、悩まされる日々が続くのかも」


母親「それなら、やっぱりここに居たほうが幸せなのかもね…」


男の子「アユミちゃん、居ないね」


母親「…きっとまた現実の世界に返って、私たちと同じような人をこの穴の中に誘ってるのかも」


穴の中に誘われた人を調べてみると、

みんな生活苦に追われた人たちだったと言う。


母親「ここでずっと待てば、そのうち光が見えるのかな」

男の子「…そうかもね」



(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!

お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^


動画はこちら(^^♪

https://www.youtube.com/watch?v=PDSlyiL2tTA&t=145s

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬



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