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シュタインバーグの冒険譚  作者: 猫柳 章
7/8

0日目 ④ おまけ

「そういえば、あの時どうして驚いたような顔をしてたんですか?」

「あの時?」

「ほら、私が色々説得して、あなたが折れた時の。」

「別にしてねぇ。」

「嘘つかないで下さい。はっきりとこの目で見ましたよ。」

「あーもう、五月蝿ぇな。黙って揺られてろ。」

「いいえ、言うまで諦めませんよ。」

「だぁーも、めんどくせぇ餓鬼だ。」

「餓鬼って何ですか。私はもう大人の女性ですよ。」

「結局、まだ餓鬼じゃねぇか。」

「失礼ですね。そんなのだから、周りの人に怖がられるんですよ。」

「知ったことか。」

「そのままだと、悲しい人生を送ることになりますよ。」

「別に構わねぇな。俺は独りでもやっていける。」

「そう言う人に限って、すぐに助けを求めたがるんですよね。」

「言ってろ。」

「で、どうしてあの時b」

「いい加減にしろ!しつけぇ女だなぁ。黙ってることもできねぇのか?」

「貴方が言ってくれれば、済む話じゃないですか。」

「嫌だつってんだろうが。どこまで面倒くせぇんだテメェ。」

「知りたいことに関してはとことんです。」

「だからって、限度ってもんがあるだろうが。」

「知ってますか?諦めたらそこで終了なんですよ。」

「どっかで聞いたことあるような言葉持ってくるな。頼むから、黙って乗ってくれ。」

「だから、あなたが話せば」ビュン(何が頬を掠める)

「…へ?」タラーン(痛みとともに赤いものが)

「もういい。これ以上ぐだぐだぬかすんなら、力づくで黙らせてやる。」

「待って下さいよ。女の子に対してそんな強引なことします!?て言うか、いつの間に弓を構えたんですか!?」

「じゃかしい、この餓鬼が!大体、大人つったのはテメェだろうが!」

「だからって、やり方が…バガァン! うわぁぁ!!!」

(あちこちで物が壊れる音が)

「…おお神よ、どうして私の後ろは地獄絵図なのでしょうか。これは私の馬車なのに。」ボソッ


ー続くー

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