嫉妬たる獣 2
「あはは、そりゃひでぇなぁじゃお前誰が好きなんだよ」
「そりゃ決まってんだろ……南だよ。南 春香」
「あんなん、地味なだけだろ?」
「わかってねぇなぁ地味だからいいんだろ?」
そこからはあまり男子の話は『私』の耳には聞こえなくなりました。
ただ、『彼』は『私』のことは『好き』ではないということ……
『従順』とか『言うことを聞いてくれそう』とか
あまり、『彼』のことを悪くいいたくはないのですが
正直、『馬鹿みたい』だとは思いました。
じゃ『私』は?『好き』ってなに?『意味』が……
『意味』が『分からない』
その言葉を聞いて『私』は『友達』を連れて『南 春香』のところに行きました。
当然、問題が起こるのでこんなところでは叫びません。
こんな誰かが見てるなかで『殴る』ことも『蹴る』ことも『してはいけない』
だから、校舎裏に呼ぶことにしました。
「ねぇ春香さん、今日の放課後時間ある?」
『南 春香』は恐怖で震えたのか返事をしなかった。
だけど、そんなことは関係ない
時間が過ぎ『友達』が『袖口』を引っ張るので私はその場を立ち去りました。
『私』が『歩いている』とき、私は後ろを見るとスカートの裾を握りまるで『死刑宣告』されたかのように『恐怖』で怯えていたのを覚えています。
キーンコーンカーンコーン
最後の授業のチャイムがなった時です。
『南 春香』は帰る。
いや、『校舎裏』に向かったのかもしれないです。
だけど、私は『南 春香』を信じられなかったのです。
「ねぇなんで、逃げるの?」
『逃げてなんてない』『助けて』『怖い』
『殺される』
そんな、顔で見てきたと思います。
『恐怖』で引きつった笑顔、『死刑宣告』されたような絶望感
そんな、顔でした。
ただ、私は思ってしまったのです。
嗚呼、可愛いなぁ
こんな、可愛いなら『彼氏』だって好きになるよなぁ
そうです。
『私』も思ってしまったのです。
『彼氏』であって『好きな人』ではないことに
『南春香』は可愛い、『彼氏』も『好き』になることもわかる、『私』も『南春香』のことが『好き』
だけど、いや、だからこそ、私は……
『南 春香』を一度殴りたかった。
『可愛い』『女の子』を『彼』の『気持ち』を奪った。
この、『南 春香』を




