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海賊とは言えない海賊仲間を好きになれ  作者: なめこのななか
3/3

囚われの姫を好きになれ

久しぶりです

3、囚われの姫を好きになれ


大きな船が見えてきた。

なんだアレ・・・


「船長!船長!あれ何!?海賊!?」

「ぶつかる!ぶつかる!」

「キャプテン!」


船に慣れたリーダーが叫んだ。


屋根をなおし、なにかと見ると、姫が囚われていた。


「船長!避けてえぇぇ!」

「無理ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」


どん・・・


「「「うわああああああ!?」」」


「おい!お前ら!何処にめぇつけてやガンだ。ああん?」


怖い怖い!


「やだー。死にたくない〜死にたくないよお〜」

「神様助けてえ〜!」

「諦めるなっ!多分大丈夫!」


美夕も1号もオドオドしているけど、姫を助ければ、アイツらを倒さなくていいんだと、自分に言い聞かせた。


「聞いてんのかコノヤロウ!対決すんのか?」


メガホンで叫ぶ悪い船長さん。


「分かりましたーっ!降りてきたら対決してあげるー!全員かかってくる事ね。」


1号が勝手にマイクで言っていた。


「全員だと可哀想だろ?」

「あら、私達なら余裕ですけど?その代わり、勝ったら船を寄越しなさい。」

「それは無理だ!」

「勝たれるのが怖いの?女の子3人よ」


1号が出来るだけ挑発している。その間に作戦をねった。


私が魔法で船長と5人位引き寄せ、美夕が海に落として行ったり、1号が出来るだけ道具を使って倒す。

こんな感じ。


「サモニング!」


悪魔を呼び寄せ、行ってこいと命令する。


「なんだコイツ?まぁいい。潰せ」

「出来るもんか!悪魔のパンチ!」


2、3人海に落とした。

私がまた魔法を使おうと、杖を出した。


「アクアキネシス!」


水で海に落とし、船長とあと5人くらいになった。


美夕や1号も順調なようだ。


「船長は私が行く!」


1号が言い出す。

それから、相手から奪った剣を出して、私達に見せた。

私と美夕は顔を合わせて、うんと頷いてから、

1号のほうを向いた。


「「お願い!1号!」」


1号は力強く頷いた。


「船長!私が相手よ!」

「ほう、こんな小娘が私を倒すとほざいてるのか!なんと情けない。舐められたもんだなあ。」


☆→☆→☆→☆→☆→(1号)


私だって、助けてくれた船長の力になりたい!

私が負けても、船長が居る。

そう思えばいいんだ!


「私が先行よ!怖くてチビっちゃダメだからね?ww」

「小癪な・・・!口だけは達者な小娘だな。泣かせてやる。」


挑発完了。

私が強いとは思わないけど、ベストを尽くすよ。


「行っきまあああす!」


ざっくり。

船長の顔に、傷を作る。


「次はわたしだな。恨むなら自分を恨むんだな」

「かかってきなさい」


悪い船長が刀を振ろうとしたその時。

上から、私達の船長が落ちてくる。

私が端っこまで追い詰めた。

だからすなわち落ちるのだ。

そして狙い通りに悪い船長の胸元に蹴りを入れた。


「がふっ!」

「ざまあ」


悪い船長は海に落ちた。

いや、落とした。


「船長さん、ありがとう!」

「いいけど、キャプテンだってば」

「姫、助けないと!」


姫の居る部屋へ向かった。

縄や、口に貼ってあるガムテープも取った。


「大丈夫ですか?お名前は?」

「大丈夫。古都夏よ。助けてくれてありがとう。」


優しく古都夏姫は笑った。


「送りますよ。どこの国ですか?」

「聞かないで!私、帰らないから!」


さっきの笑顔とは全然違う。

怒っているのか、悲しんでいるのか分からない。


「ごめん。強く言いすぎたわ。私、お父様から逃げてきたの。そしたら捕まっちゃって。あと、敬語じゃなくていいのよ。古都夏って呼んで」

「いいの?古都夏さんで呼ぶね!」


古都夏さんはまたにっこり笑った。


「私はキャプテンだ。あれがリーダーの美夕だ。それが1号。あと、セーラー服に着替えてきてくれ。」

「分かった。荷物は運んだの?」

「そこに置いてあるよ。」


☆→☆→☆→☆→☆→☆→☆→☆→☆


「こういうの、初めて着る・・・変じゃないかしら?」

「似合ってるよ!紫っていうのがいいよねー」


姫は、リボンをネクタイに変えた。

船も大きくなったことだし、また違う島に行こうかな。

あと衣装は2つ。

黄色と水色。


「古都夏さんはにゃん歳なの?」

「15歳。」


また新しい仲間が増えたようです。

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