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作者がママチャリで日本一周して、三回死に掛けた話。  作者: 84g
・三度目の出発、強襲!日本海側!
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【島根】【二〇一七年 七月三日~七月六日】 熱闘! 温泉津温泉&うどん自販機!

【二〇一七年 七月三日】


 野宿が生活が慣れてきて、今日もステキな朝でございます。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 地図を見て一服。


挿絵(By みてみん)


 強風の中、砂浜の道の駅でサイダー片手にまったり。ちょっとだけ昼寝。


挿絵(By みてみん)


 理想的なアンサーだと思うこれ。禁止にするとテープで目張りしたりが大変だし。

 無断でコンセント使用は、ダメゼッタイ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ご当地サイダーってなんでこう、惹かれるんでしょうねぇ。


挿絵(By みてみん)


 ツバメの巣、ピョコリと顔を出してカワイイ。


挿絵(By みてみん)


 食事しつつ、坂道と直射日光と闘いながら前進。

 ツイッターで教えてもらった温泉津温泉ゆのつおんせんへと向かっていきます。

 かなりスタミナを削られており、向かい風と日光がキツイ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 朝七時から九時間ほとんど自転車押して歩き続ける、キッツイ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 んでもって。

 落ち着いているといえば落ち着いてるが、廃村寸前といえば廃村寸前に見える。

 坂を上っていくと、かなり多くの民家が空き家になり、近くにあった体育館や小学校も潰れている。

 坂の上の近くに野宿できそうな場所が有ったので、そこに自転車を置いて体一つで温泉へ。

 自転車で温泉に向かっても良いけど、下ろしてしまうと、もう一度坂を上がるのが辛かった。

 寝床を決めないまま温泉に入ってしまうと、時間を気にしてしまい、温泉と向き合えない。


 「(8ω4) さてさて、どんなもんかね……って、うお!?」


 入っていくと、洗面台もシャワーもなく、湯船がふたつあるだけ。

 こう、石造りの部屋に、石の風呂をどん、と置いただけといった様子。


 そのひとつに入ってみると……クソ熱い

 かなり熱口党の俺だが、キツすぎて腰まで入れない。

 仕方ないのでもう一つの方、ちょっと温くした方に浸かっていく。こっちは適温。


「( 8Д4) ああ、いい湯だわー」

「( オДジ) ニイチャン、ニイチャン」


 温泉を満喫していると、急に話しかけられる。


「( オДジ) さっき坂道を自転車押しながら登ってた人?」

「( 8Д4) ですです」


 さっき汗だくになりながら登っていたときに目撃してたらしい。

 んで。俺がさっき見つけた野宿スポットよりよさげなスポットを教えていただく。

 地元の交流室で、交流スペースは十七時までしか空いてないが、トイレは二四時間開いており、その二か所を繋ぐ廊下は二四時間は入れるらしい。

 つまり、その廊下なら雨風や蚊を気にせず寝れるということらしい。

 風呂上がりに見てみようとしていると、そこまで乗せてって道案内してくれた。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)




 坂の上のチャリが有る所まで乗せて行ってくださり、ついでに、と夜景スポットまで案内してくださる。

 カメラが闇未対応なのでこんなんだが、良い景色でした。


挿絵(By みてみん)


 というわけで、坂の上のスペースから移動。途中も温泉街がファンタスティック。


挿絵(By みてみん)


 教えていただいたトイレ前にて、やはり頂いたジャイアントキュウリが二本。

 室内には蚊が居ないのでゴキゲン。

 カニとか他の虫はまあまあは居たけど。山と海が両方近くて季節を感じる。

 他にも旅に来ていた旅人さんと遭遇したり、良いポイントでした。



【二〇一七年 七月四日】


 疲れは抜けきっていないが、台風接近ということで夜明けと同時に出発のつもりだったが、雲が多くて四時はまだ暗かった。

 さらに海沿いから国道9号に復帰するまでに大分苦戦するが、途中で海発見。 


挿絵(By みてみん)


 道の駅やバス停が多いので、雨宿りできそうだと考えながら移動するが大雨にあたらずに切り抜けられた。

 早く出た作戦が成功した形。大概は裏目を引くが、今日はラッキーだった。


挿絵(By みてみん)


 雨宿りをするときはツバメさんの真下以外だよね。


挿絵(By みてみん)


 ご当地モノのコーヒー牛乳。

 小雨の中、ひたすら移動して昼前にはネットカフェ近くまで移動。

 ずっと使うとお財布が辛いので、機関車が飾ってある公園で雨宿りしながら爆睡。


挿絵(By みてみん)


 目を覚ますと快晴。

 しかし、台風接近のニュースもあり、野宿は諦める。


挿絵(By みてみん)


 いい天気なんだけどねぇ。

 その後、夕方過ぎてから雨が降り出すが大雨でもなく、コインランドリーで時間を潰し、ラーメン屋へ。


挿絵(By みてみん)


 その後は予定通りにネットカフェを使って台風を凌ぐ。

 明日はどうなることやら。



【二〇一七年 七月五日】


挿絵(By みてみん)


 こんな状態。

 進むことを諦めて図書館で本を読んだり、昨日の公園で昼寝。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 大雨の日は無理をせず、休養日。



【二〇一七年 七月六日】



挿絵(By みてみん)


 台風が過ぎてもイマイチなお天気模様。

 とはいえ、身体が動き出したがっているので出発。


 走っていると、久しぶりのうどん自販機に遭遇。


挿絵(By みてみん)


 他にも自販機がある、スーパー自販機スペース。


挿絵(By みてみん)



挿絵(By みてみん)


 外に居る野良猫さんは気になるが、とりあえず無視。


挿絵(By みてみん)


 肉そばを買ったが具がねえ!?


挿絵(By みてみん)


 ああ、なるほど。

 そんなことをしていると、外に気配を思い出す。


挿絵(By みてみん)


 そばに入っているネギは猫には猛毒。あげるわけにはいきません。

 そもそも、野良猫を餌付けするとか、どう考えても許されません。


 というわえけで、そばのカマボコを洗って水気切るまで配慮した状態にし、

 なぜか手が滑って猫の前にポトリと落とす不慮の事故が発生したりしたあとの写真がこちらとなります。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ここでもツバメさんたちは、バカがいるなと八十四を見学中。


挿絵(By みてみん)


 めっちゃ猫さんいるな、この辺り。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 景色のいい道の駅で休憩中、子猫の影に気付くが、追い回すとかわいそうなのでスルー。

 すると、


挿絵(By みてみん)


 ナーナーと鳴きながら大きな猫が出現。

 子猫を探してるのかな?


挿絵(By みてみん)


 とか思ってたら、別の猫が子猫と合流。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 さっきの鳴いてた子とは明らかに別猫。

 両方トラだけど、足回りが全然違う。

 どっちかがお父さんでどっちかがお母さん? でも子猫が皆、色が違うんだけど、んん?

 世界には不思議と毛玉とカワイイが溢れている。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 考え事をしているとメインルートから外れて道に迷うが、ラッキーなことに別のうどん自販機を発見。スタミナうどん。

 コインランドリー用にためている百円玉が役に立ったが、ここで恐るべき事態が起こる。


挿絵(By みてみん)


 そのすぐ隣にまた自販機! えええええええええええ!?

 ここまでの旅で二~三台しか見なかったレアマシンが、なぜここに二台も!?

 なんなんだ島根ぇええええ!?

 ここでは千円の両替機はあったが、五千円札と一万円札しかなく、コインランドリー用コインも弾切れ。

 残念ながら諦め、涙を呑んで元のルートに戻り、公園で仮眠した。


挿絵(By みてみん)


 デカい池のある公園で仮眠を取ってからネットカフェへ向かいます。

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