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作者がママチャリで日本一周して、三回死に掛けた話。  作者: 84g
・三度目の出発、強襲!日本海側!
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【愛知~岐阜】【二〇一七年 六月五日~六月八日】 二三の旅:岐阜。ギフトな試練!


【二〇一七年 六月五日】


 だいぶ長居してしまった名古屋を離れ、岐阜を目指します。


挿絵(By みてみん)


 さらばパスタ・デ・ココ。

 さよならの大盛り注文。サイズが大きすぎて鉄板が付けられないが、美味し!

 ただ、走っている最中にサイドバックのフックが一つ破損してしまう。


挿絵(By みてみん)


 持っていたカラビナで固定。このほかにも常に落下は警戒して、取っ手部分をワイヤーロック掛けているので多分大丈夫かな。

 これは規定外の使い方を何もしてないけど、やはり消耗が大きすぎるし、不良品とは感じない。

 最後まで頑張ろうぜ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 そして岐阜が誇る観光名所へ到達。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 旅の前から楽しみにしていた、多治見のタイルマン。近所ではタイルアートもやってたり、まさにタイルの町。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 多治見駅で地元グルメ。多治見焼きそばなど。


挿絵(By みてみん)


 その後、近所の河原でテント泊。砂が乾いていてペグが刺さらない。

 ので、こんなこともあろうかとストックしといたコンビニ袋に砂を詰めてタープを巻き付けて固定。嵐級でなければこれで固定できる。

 その後、先ほど壊れたフックを削って少し見栄えをよくする。


挿絵(By みてみん)


【二〇一七年 六月六日】


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 快晴! 小田巻を食べつつ快調に進む。


挿絵(By みてみん)


 道の駅に併設された最古の石展。

 石も楽しめたけど、期間限定展示で野村とも子展も良し。現代美術家らしいんだけど、スカルヘッドとリンゴに再生や時間を込めるスタンスが文学的で飽きない。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 景色も完璧。快調。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 今日の目的地の温泉付きの道の駅に到着。

 温泉は硫黄の匂いが強く、すごく効いている実感がある。野宿場所を決めかねていると道の駅でお茶を作っているというお兄さんと遭遇。

 お互いの地元のことを雑談したり。

 一期一会。こういう出会いが一番うれしい。

 レストランは風呂に先に入ったので閉まってたけど、細々と買い食いしたり、燕を見物したり楽しい道の駅。


挿絵(By みてみん)


 茶ァ、うめえです!


【二〇一七年 六月七日】


 この日は雨の予報だったので、一日ボーっとしているが中々降らず、様子見で出たりすると降る事態。

 道の駅は定休日だったが、併設されたお弁当屋さんはやっていたので、お風呂は入れないけどお弁当は食べる。コンニャクの稲荷寿司はネタ枠かと思ったけど味のバランスが凄く良い。非常にオススメ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 携帯電話のバッテリーが限界だったので、ラジオの手回しダイナモで少し稼ぐ。雀の涙だけどしゃーない。

 これから向かう先にネットカフェがあるなら強行もありだけど、調べた感じはなさそう。バッテリーと相談しつつ、待機。


【二〇一七年 六月八日】


 そろそろバッテリー類も逆算すると限界だし、雨足も弱くなってきたので出発。

 雨足が弱くなってから出発するも、昨日丸1日ゴロゴロしていたせいか、感覚が鈍っている。

 開幕そうそうパンク。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 粉砕したガラス片っぽい。

 普通はこの程度は大丈夫なんだけど尖った角度が的確に入ったのと、荷重が多いのと、もしかしたら空気圧が甘かったかも。


挿絵(By みてみん)


 この際、コスパが良いチューブ型ではなくカンヅメ型のノリを使ってたんだけど、

 荷物の中でゴムノリが引っ繰り返っていて、中身がバックの中で固まっていて使えるのが少量しかなかった。

 まー、薄く伸ばして貼り付けるのでこれだけ有れば、五回くらいはイケるけどね。

 この時、小雨が降っていたこともあり、作業中にリムバンドを切ってしまう。予備が無かったので別パーツで繋ぐ。

 リムバンドはスポークの衝撃でチューブが損傷するのを緩衝をするパーツなので、究極的には何でも良い(らしい)ので、レインジャンパーの修理に使う布を当て布し、糸でチクチク縫う。

 当たり前ですが自己責任でお願いします!


 不運というか不注意が続く。

 雨天のトンネルの中、いつもなら歩道を歩くが下り坂だったので車道を走っていると、後ろからの車に道を譲ろうと脇に寄り、盛大に転倒する。

 反射的に身体が動いてくれて頭は庇えたが、掌と両膝を痛打。

 幸い後ろの車もノロノロ運転で安全確保してくれていたので無事だが……その節はご迷惑をお掛けしてしまいました。

 右手の痛みと痺れが取れてから出発、暫くたってから膝に軽い痛みを感じるが、走行には支障なし……のはずなんだけど、自転車がまっすぐ進まない。

 最初はリムバンドの応急修理でスポークが曲がったかとも思ったが、車輪の回転は正常範囲。

 ていうか、以前、北海道で後輪が捻じ曲がったときとも感覚が違うので、よく調べてみる。経験って大事。んで。


挿絵(By みてみん)


 分かりにくいんですけど、微妙にハンドルが車輪に対して水平になってないのがわかるかな?

 転倒したときに体を大きく捻ってしまい、ハンドルを正常位置からズラしたっぽい。

 これは持ち歩いていたツールキットの六角レンチで対応できるので、サクサク直す。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 救いなさすぎか?


挿絵(By みてみん)


 つまり、五人までなら安全なんだろうか。

 赤ん坊五人でも横綱五人でも安全なんだな?

 はい、屁理屈でした。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 鶏ちゃん。地図のグルメガイドページに乗っていたお店。

 ちょっと値は張ったけど美味しかった。特殊な形状の鍋に紙が敷いてあって、その上を焦げないように混ぜ続ける。

 日本酒やビールに合いそうなピリ辛の鶏肉とキャベツが美味く、〆で食べる焼きそばは更に美味い! 俺は自転車移動なので酒は飲めないのが残念。


 んで下呂市。岐阜県の人は急に話しかけてくる人が多いイメージ。

 他県は『すいません』とか『お兄さん、日本一周してんの?』とかで入ることは多いんだけど、急に『あそこに温泉あるよ』と本題から入ってくる人が多い気がする。

 そんな感じで事前に『タダで入れる温泉がある』という情報を教えて頂いていて、町内の観光案内をチェック。


挿絵(By みてみん)


 あちゃー、水着なんて持ってるわけがない!

 それ持つなら下着一組多く持って、コインランドリーを一日周期長くしますわー……。

 夜なら裸で入ってもOKみたいな噂も聞いたが(あくまで噂です。自己責任!)、そもそもその温泉が有る位置が運悪く、自転車で降りられる位置が工事中。

 周囲を見渡してみたが急な階段しかなく、下に降りられない。

 しかも・


挿絵(By みてみん)


 キャンプ禁止ー--!

 観光都市なので外観も大事な資材。そこにテントが有ったり、洗濯物干してたりしてたら、そりゃマイナスだよね。

 理解は出来るが、他に野宿できるスポットもかなり少ない。

 ベンチなどは有るには有るし、雨も降らなそうなので寝れそうではあるが、それはそれで町の観光的にはマイナスだろうし。

 俺の場合、傍らに重装備のママチャリがあるからホームレスさんに間違われることはそうそう無いのだが皆無ではないし、気を遣う。

 ネットカフェで一日千円をケチってる人間が素泊まり五千円とか、そりゃ出せないよね。

 寝床が見つからないと銭湯にも行けないので、かなり焦りながら近場で公園を発見。

 この公園もキャンプ禁止とは書いてあるが、東屋が有ったのでテントは張らずに寝る。

 もちろんキレイに使うし、居眠りする人くらいだって居るだろうから延長線だと思えばギリギリセーフ……じゃないかな、多分。

 ……ぶっちゃけると、このキャンプ禁止の看板を発見したのが翌朝だったので、事後確認だったりした。

 申し訳ありませんでした……。

 お詫びと言ってはなんですが、タバコの吸い殻とか掃除させていただきました。来たときよりキレイにさせていただきました……。

 皆さんも! 周辺住民の皆さんへの! 迷惑は! 考えようね!

 お騒がせいたしました!


挿絵(By みてみん)


 ただ、温泉はやっぱり気持ちよく(無料の露天風呂は諦めて、普通の銭湯)、夜景もキレイ。

 良い人ばっかりだし、通報もされなかったし、景観も飯もうまい。苦戦はしたけど終わってみれば良い思い出だった。

 温泉では自分でドン引きするくらい垢が落ちたし。

 とはいえ、ママチャリ貧乏旅に向いている場所ではなかったので、皆さんはお金に余裕をもってちゃんと宿を取ろうね!

感想、いいね、評価、読了ツイートなどお待ちしています。

反応がないと虚空に向かって小説を投げつけているのかと脳が錯覚するので。

読者さんの反応が、他の趣味 (ゲームとか)に使う時間を小説に向けさせるモチベーションになるのでよろしくお願いします。

(意訳・続きが早く読みたいときは応援してね!)

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