表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
作者がママチャリで日本一周して、三回死に掛けた話。  作者: 84g
・三度目の出発、強襲!日本海側!
61/86

【山形】【二〇一七年 五月六日~五月八日】 伝説眠る山形の山々、そして田中さん。


【二〇一六年 五月六日】


挿絵(By みてみん)


 ぐあぁああああ! 惜しいい!

 ボタニカルアート展、ゴールデンウィーク中開催なら、正に今だよ!

 しかしながら出発直後だったため、時間が早すぎてやってない!

 全然無理なら気にもしないけど、結構悩んだけど、ここで時間を使いすぎると野宿スポットに到着できない可能性も高くなり、泣く泣くスルー。

 全然無理な時間とかなら悩まないのに……。見たかったなぁ、ボタニカルアート……。

 とか思っていると。


挿絵(By みてみん)


 あ! し! た! かよぉおおおお!

 えええええ!? なんだそれぇえああ!

 全然無理なら気にもしないけど、ニアピン二連打は苦笑いしか出ない。見たかったなァ……雪椿祭り……。

 三度目の出発も早々に仕事しやがります。笑いの神。さっさと離れろこの野郎。


挿絵(By みてみん)


 乾電池の自販機って存在は聞いたことあるけど、実物こんなんなんだ……。

 コンビニとかなかったときは採算取れたんかね。


挿絵(By みてみん)


 世界観がステキ。

 ほとんどチャリは押して登る。東北なので県境は山ですね。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ふれあい展望台とそこからの景色。

 最高すぎる。世界という言葉を感じられる。山間にある生活と自然の境界。

 自分の足でここまで来た高揚感もあり、この辺りが本当に好きになる。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 伝説というわけではないが、歴史の断片。

 郷土史というか、山形はこういう先達が歩んできた形跡みたいなのがたくさんあって、サイクリングしてて本当に飽きない。竜神様ありがとう。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 亀ちゃんもありがとう! 水分補給! 一応生水だからガバガバ飲むわけにはいかんけどね!

 亀ちゃんパワーか、出発したばかりということもあり、無事に温泉付きキャンプ場に到着。


挿絵(By みてみん)


 今季初キャンプ。

 併設されたレストランは予約で満員だったので買い食いタイム。


挿絵(By みてみん)


 つまるところ、山形牛とかではないらしい。干し肉。

 潔いな、ウマかったけどな。保存食としてこのあとも野宿のときとかチマチマ食っていくことにします。

 塩分とタンパク質を持ち歩けるので、普通に優秀。


挿絵(By みてみん)


 パンを買い食い。

 これを食いながら、常備していたスパゲティ作りはじめます。

 今まではレトルトライスにカンヅメだったんだけど、スパゲティ+缶詰に。

 レトルトゴハンって、量のわりに結構高いんだよね。だったらこっちで良いかなってなった。

 チキンとタイカレーというカンヅメを温める。茹でて、ザルも無いから水切りも適当、かけるだけ。ンマイ。

 キャンプ場では水も使い放題なので、鍋も洗い放題です。無いときは紙で拭くだけっていうね。

 キャンプ場は滑り台とか色々有ったけど、サイズ的に無理そうなので自重。



【二〇一六年 五月七日】


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 絶景!

 これ絶対、自転車で通ることを前提にしてねぇよって道をガンガン走っていく。


挿絵(By みてみん)


 ウソつきました。結構押してます。坂道は変速ギアもないママチャリでは登れません。

 あと、二時間くらい道を間違えて進んでました。戻るのは下り道だったので一瞬でしたけど。


挿絵(By みてみん)



 なんとかかんとか町に着いたら地元のオヤツを食べる。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ちょっとポエミーすぎて何言ってるのかわかんねぇ……ウマいんでいいです。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 アケビ最中。

 中身の色合いまで本物のアケビを意識する芸コマっぷり。お勧めです。

 そんなこんなで走っていると。


挿絵(By みてみん)


 壁一面のタンポポ!

 すげぇ! 植木鉢もないのにボリューム満点に見える! これどうやってんだ!?

 吊り下げているわけでもなさそうだし、よっぽど……あれ?


挿絵(By みてみん)


 自生してるだけかい!?

 これアレだ! 壁の水を通すための穴に生えてくるヤツだ! それがあまりに見事すぎてそういうアートに見えてるだけだ。

 マジで!? こんなにモッコリなるの!? タンポポって!?

 地元の方たちからすると当たり前の光景なんだろうけど、これ結構スゲェよ!?


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 天気も良いし、山間の平らな空間なのでカゼがビュンビュン来る中、日が落ち始めた頃、道の駅に到着。

 レストランを覗くと、一枚八千円の黒毛和牛のステーキがあるって! 喰わなきゃ喰わなきゃ!


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 まあ、高すぎて無理ですよね。

 ワングレード下げて肉巻きオニギリとコロッケ。

 お手頃価格と思って食ってるけど、味には不満なし。このウマさは疲れ切った筋肉に届く。

 普通にこれは食うべきでは?


挿絵(By みてみん)


 山形そばと、山形芋煮。

 どっちも有名だけど、そういえば今回はまだ食べてなかった。

 芋煮は俺のホームである宮城県仙台市でも食われてるし、別物として“芋煮戦争”とネタにされがちだけど、俺はどっちも好き。うまし。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 気が早く出てきた月を眺めながら昼寝。

 ……と、カッコつけてるつもりですが、もちろんこれ、セルフタイマーです。

 リュックサックを置き、角度を調整し、セルフタイマーを設定してから足早に寝そべっている位置まで向かい、寝そべって“いかにも寛いでます”感を演出しています。

 そこまでやって、あんまりカッコいい写真になってない辺り、バカすぎないかコイツ。

 ……あ、俺ですね。そうですね。ハイ……。

 つうか、改めて見ると大腿部のシワの入り方が尋常じゃねぇ……そりゃあ、ズボン破けるわ、コレ……。

 ママチャリで鍛えられすぎです。

 そんなアホなことをしていると、他の日本一周チャリダー、田中さんと遭遇。

 年下だけど、初対面には“くん”ではなく、“さん”でしょ。

 かなり速度が出る自転車らしく、俺より大分ペースが速いらしい。

 彼は道の駅の中、案内所を選択。俺は暗くなる場所が良かったので外へ。

 寝袋もあるから大丈夫だろうと思ったら……。


(;8∀4)「クソ寒ぃ……」


 結果としては、非常に寒かったわけですがよく眠れはしました。寒かったけどね!

 田中さんに情けないところは見せられん、と謎の年上の意地で寝ました。




【二〇一六年 五月八日】


挿絵(By みてみん)


 身体が冷え切っていたので、常備してたチキンラーメン。干し肉添えてチキンビーフモード。

 田中さんより早めに出発です。

 

挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 風がかなり強い中、途中で何度か田中さんに追いつかれる。

 やはり彼の方がかなり速い。若さと自転車のタイプの違いかな。それでもどっちにしろ風がしんどいんですけども。

 コンビニ休憩が重なり、俺が先に出発したところを追いついたりしながら走行していた。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 このときの様子は、彼のブログでも載ってるので、観てみてね。俺の写真もあるよ。

 

https://ameblo.jp/sabotenjapan/entry-12272978294.html


 そいでもって、とうとう。


挿絵(By みてみん)


 東北。終了。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ