【秋田】【二〇一六年 七月九~一三日】 道の駅大国! 秋田!
【二〇一六年 七月九日】
昨日野宿してから再び道の駅へ。
スサノオの里とかで、色々と見る物が多い。
大した雨ではないので出発できなくもないが、昨日の内に名物が食えていなかったので食べまくる。
岩ガキの卵とじ丼を狙ってたんだが、ついでに頼んだ百円のハタハタ唐揚げがバカうめぇええええっっ!
いや、ナメてたわ。近海の魚。それだけのものだと思ってたが、味が芳醇。
笹巻を食べてから、風呂場で雨宿りをしつつワンセグでテレビを観て、古代米赤飯。
画面も著作権有るのでモザイクを掛けたんだが……うーん、逆に何かモロバレ。
近場で適当に野宿し、先ほどすれ違った方々から貰ったトマトを晩飯にしつつ、近所に二泊目。
【二〇一六年 七月十日】
昨日タップリ食い倒れしたので、元気に出発。
朝飯も食わずに走り続け、そして朝飯所に到着。
テレビで有名になったうどん自販機だが、持ち主さんが手放したことで道の駅に移動となった台。
取り出し口から全自動で出てくる姿が感動的だった。
宇宙一の絶品とかそういうレベルではないが、予想よりかなりウマい。
取り出し口から出てくるのを画像で録画しちゃったレベル。近場ではカップルや親子が道の駅のアスレチックをしたりしているが、その横でひとり黙々食べる。
もしかしたら営業時間前かも? とか不安になるが、だって他のお客さんもみんな食べてるんだもんなぁ。
そばも食べる。ンマイ。
満足げに歩いていると、なんと。
秋田名物、ババヘラアイス! まさか実在していたのか!
練達したお姉さまが、スッキリ風味のアイスを花弁のように重ねてくれる!
見た目も味もファンタスティィイイイック!
秋田港をタワーの上から眺められる。
大潟の道の駅、二泊しちゃった温泉完備道の駅など、やたらに充実した道の駅が続く。最高だな。
そして新聞を買った。
仙台育英出身、かつて日本人最速だった佐藤由規の復活登板。
号泣しながら新聞を読み、泣き疲れたまま温泉センターへ。
休憩スペースに旧バージョンのサイボーグ009のコミックスが完備! 閉店時間まで読んでしまう。
そしてネットカフェに泊まる。昨日は道の駅でワンセグを観てしまって電池がないので充電を兼ねる。
屋根があるところで寝るのは久しぶりなので、充電がてら泊まる。
【二〇一六年 七月一一日】
先日の雨模様から打って変わった晴天。サイクリング日和! ママチャリ日和!
秋田決定戦!
あぁああああきいいぃいいいたあああああああっっ!
飽きないけどぉおおおお、秋田ァアアアアあああアアッッ!!
この道の駅ではグルメを食べそびれてしまったが、夕日が落ちていくのを観てただただ満足。
【二〇一六年 七月一二日】
走り続ける今日一日。
大自然から走り抜け、町中に入るとやたらにデカい歩道橋が工事中。
こう、“井”の字みたいな歩道橋で、それに全部カバーが付いて大規模修繕。すげー。
少し走ると、道路の横に大きな沼が有り、そこに橋が掛かっている。
奇妙な立地。こういう沼を埋めないで、かといって橋は掛ける。なんでだろう、生活感と歴史を感じる。
秋田って、本当に不思議。
人が住んでない地域なら北海道の圧勝だし、田舎なら青森にも岩手にも宮城にもある。
けど、妙な懐かしさがある。空が青いだけで涙が出そうになる。
まあ、そんなことはとにかく、十文字ラーメンと横手焼きそば!
満喫してから道の駅で休もうとするが、そこで声を掛けてきたのはオッサン。
話を聞くと、三五年前にツールド北海道なるイベントに出て、更に川で身体を洗っても怒られなかった時代の旅人だったらしい。
米を研いで炊いて食べたり、野宿のときはテントをイチイチ張れ、など。
……アドバイスが、長い。
いや、話は面白いんだが、同じ話がめっちゃループしている。二時間聞かされた。
話のシメが、“旅をしているときは眠れるときに眠れ”だったのは、さすがにイラついた。いや、てめぇ様のせいで睡眠時間減ってるんですけどね?
【二〇一六年 七月一三日】
睡眠不足ながら、逆にハッキリ起きれた。
走り始めて、空気が妙に気持ちいい。
俺の影すら絵になる。
カラスすら絵になり、お日様だけで絵になり、オンボロの道だけで絵になる。
そのまま秋田の日差しをさんさんと浴びながら走り続け、そして暗がりのトンネルへ。そして!
はるばる来たぜ! 山形!




