【北海道】【二〇一六年 六月二五日~二七日】 何事も有りませんでした、無かったったら、無かった!
【二〇一六年 六月二五日】
朝から雨模様だが、とりあえず北海道上陸時には食えなかったホッキカレーの店がやっているので、そちらへ行く。
ホッキカレー本体もインパクトのある味だったのだが、それ以上に壁に飾ってあるサインにビックリ。
正解は書きませんが、楽天イーグルスファンの84gが、苫小牧で、カレーの味が分からなくなるくらいに好きなサイン、です。
【二〇一六年 六月二六日】
雨が降り、一日休憩。
苫小牧のスーパー銭湯を三日目、やたらに居心地が良かったというのも事実。
早めに雨は晴れていたので、この日は進めた気もしたが、ちょっと後悔。
この頃は、休むことに申し訳ないような感覚が有った。仕事もしてないのに、雨くらいで休んで良いのか、みたいな。
【二〇一六年 六月二七日】
快晴!
雨の中で走らなくて良かった。景色が良い。
最高の景色を楽しむためには休むのも必要なのです。自分がすごく贅沢な旅をしていることを思いだす。
海を見ようとフラフラしていると、奇妙な建物を発見する。
潰れたアミューズメント施設のようだが、入り口にはなぜか麻雀牌が散乱し、割られたガラス窓。
そこまで古くもないカップ麺の空き容器、割れたガラスからは中が見えるが、そこには二〇年くらい前のオモチャ、ゾイドとかベイブレードが見える。
周囲をグルリと回ってみると、どうにもおかしい。
ガラスを踏んだ跡が有り、妙に新しい。最近、誰かが中に出入りしているような……? 廃墟とはいえ、中に入るのは立派に侵入であり違法。
好奇心としては中に入り、謎の調査をしたい衝動に駆られますが……。
もちろん、84gは中には入っていません。というか、入ったとしても云えませんが。
入ってはいませんが、その周囲を見て回っていると、潰れているはずの施設の駐車場で、先ほどは泊まっていなかった車。
景色を見ている風の位置でもなく、妙な気配を感じます。
果たして、この潰れた施設の中に何が有ったのか。もちろん、入っていないので断定はできないのですが、中にはいろいろと衝撃的なものが有ったように思います。
それはとりあえず置いておくとして。
まあ、入ってはいないのですが、もし入っていたとしたら、84gの小説作品にその片鱗が現れていたかもしれませんね。入っていませんが。
とにもかくにも、最高の景色を走り抜け、最高の立地でラーメンを食べます。
北海道も残りわずか。しかしながら、次回も北海道は嬉しすぎる光景に溢れていたのです。




