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【北海道】【二〇一六年 六月三~四日】 ・ホントにホントにホントにホントに屈斜路湖!

【二〇一六年 六月三日】


挿絵(By みてみん)


 快晴の中、出発!

 朝食を食べにコンビニに寄ると、話には聞いていた北海道伝説のドリンクを発見!


挿絵(By みてみん)


 北海道伝説のドリンク、その名はカツゲン!

 我がマイヒーロー、銀次もブログで好きだと発言していたこともある乳製品です。

 いろいろなバリエーションもあるドリンクで、北海道に来たらこれですよ! 是非どうぞ!


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 最高に清々しいです!

 清々しい以外の感想が無い。走っていてとにかく楽しく一点を目指して走り続けられている感じ。

 海岸沿いではなく、山道をガンガン行くため、チャリダーやライダーとの遭遇率は下がっていたものの、たまにすれ違うライダーとは、互いに手を挙げて挨拶する、という習慣がいつの間にか身に付いていた。

 最初の頃は向こうから手を挙げられたりしていたのを、最近は自分から挨拶している。

 多分、北海道っていう世界の中で、こうやって片手で挨拶、っていうのが一定量存在しているんだと思う。終盤の旅人から序盤の旅人へ。その旅人から別の旅人へと伝播していく習慣が、今、自分にも。

 そんな感触の中、まあ、発見しますよ、ネタ枠。


挿絵(By みてみん)


 何を売っていたんだ……?  自販機で三百円……?

 いやいやいや、気にせずに行こう。うん、景色素晴らしいし。気にしない、気にしない。

 だがしかし、なのに。


挿絵(By みてみん)


 他のチャリダーさんたちの多くが撮影している、例の看板を僕も遭遇。

 いや、書いて有ること、何も悪くないんだけど、なんだろう、この、なんだろう……。

 どこからツッコミ入れれば良いのかすら分からない、アレな感じ。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 そして青空の中、別ベクトルに謎の現象を目撃。

 なんで地面から湯気が出ているんだろう?

 怪現象とかではなく、ちょっと調べてみたら地霧という現象らしい。

 文学的なまでに美しいというか、“地霧の中、激突するふたりの戦士!”みたいなシーンを描いてみたい気もしますね。


 そんなネタに溢れる中、“目的地”のキャンプ場に到着。

 どうやら近い位置に二カ所のキャンプ場が有るらしく、一か所目は事前予約なしでは不可だったが、もう一か所へ。

 そして、そう、ついに!

 俺は、その場所……屈斜路湖へ到達したのです!


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 ここは海ではなく、湖です!

 寄せて返すさざなみ! 感じる風、流れる湖。最高のロケーション!

 そう! ここは伝説の地、“あの”屈斜路湖くっしゃろこです!

 最高に素晴らしい! 俺は! ついに! あの伝説の地に、自分の脚で到達したのです! あの屈斜路湖に!


 ……多分なんですが、温度差、有りますよね?

 屈斜路湖といえば、オカルト好きの間では超有名な噂が有りまして。それが屈斜路湖の“クッシー”です。

 ネス湖のネッシーブームの頃、湖に恐竜が住んでいるということで流行った二次的なブーム、それがクッシー。

 もちろん、閉鎖的な湖なんていう環境でそんな大型爬虫類が住んでいたら学術的に捕獲されているでしょうし、そもそもカルデラ湖で魚すら居ない。

 ですが、それでも、みんながここに何かが居てもおかしくないと感じた。

 それほどのスケールが、確かにここに有る。この大きな湖なら未知の超巨大生物が居てもおかしくないと、感覚的には信じられる、そんな情景。


挿絵(By みてみん)


 自転車を三脚代わりにして自己撮影。

 水の反射光に照らされ、こんな感じになりました。

 思わず、ここに自分が居たことを撮影したくなる光景。今日はこの中で安らかにキャンプで……。


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 うん、まあ、波が立つってことは、風が有るってことなんだよね。うん、まあ。

 組み立て中のテントが吹っ飛ばされそうになるのを耐えつつ設営。そして体力の限界を感じつつ、周辺の散策へ。


挿絵(By みてみん)


 イモダンゴ。北海道の名産らしく、やたらにウマい。

 んで。ツイッターで頂いていた情報を頼りに近くの温泉へ移動。

 この温泉、なんと無料! なんと露天風呂! そしてなんと! 混浴! です!

 画像撮影は流石に無理でしたが、年上のお姉さま方もたくさんいる、そんな温泉でした!


 ……いや、うん、まあ、この小説はアレよ? 年上の女性はみんなお姉さん、扱いだから。

 地元の人生の先輩方がたくさんいる温泉で、どちらかというと湧き出ている温かい池って感じ。

 設備らしい設備もない。なにせシャワーすらない。更衣する場所も掘っ建て小屋って感じだし、池の底には藻が生えている。

 そんな若い女性には辛い環境ながら、しかしながら、その威力は。


「(8∀4*) 良い湯じゃのぉおおおおッッ!?」


 ちょっと熱めで“身体の芯に届く”というのを実感する、染み込むような温泉。

 ごおおおお、うおおおお、ああああ、ふうううう……。

 


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 最高に温まった中で、日が暮れて闇が満ちていく。

 屈斜路湖でのキャンプ場で、クッシーの存在感に星空、満足である。

 そして。


【二〇一六年 六月四日】


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)


 朝の屈斜路湖。

 既にボートで遊んでいる方も居て、元気元気。

 ちょっと見るとクッシーっぽい辺りもステキです。

 ……あ、そうえば、今回のタイトルは“クッシー”繋がりです。分かり難いですね。はい。

 ホントにホントに行きたくなって来ません?

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