表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

僕は君のことを好きだけど君は僕のことを好きじゃない

僕には幼馴染がいる。小さいころからずっと一緒の女の子だ。

いつの頃からか僕は彼女のことを好きになっていた。彼女も僕のことを好きなのではないかと淡い妄想をしたり、ただの腐れ縁程度の感情しかなかったらどうしようかと日々悶々としている。

そんなある日、僕に転機が訪れた。大事な話があると幼馴染に呼び出された僕の前には幼馴染とその親友の2人がいた。そして、その親友が僕に告げたのだった。


「ずっと前から好きでした。私と付き合ってください。」


え?


正直、期待していた。幼馴染が僕のことを好きなのではないかと、僕に告白してくれるのではないかと。おそらく複雑な表情をしているだろう僕の顔を見て、幼馴染の親友の女の子は赤い顔をしてその場を逃げ出した。


「早く追いかけなさいよ、あの子は凄く良い子だしずっと君のことを好きだったのよ。」


幼馴染は僕の背中を押す。

やめてくれ・・・僕は君のことが好きなんだ・・・。

親友を応援する幼馴染を見て僕は実感する。


僕は君のことを好きだけど君は僕のことを好きじゃない


その日僕は、幼馴染の親友と付き合うことになった。




私には幼馴染がいる。小さいころからずっと一緒の男の子だ。

いつの頃からか私は彼のことを好きになっていた。彼も私のことを好きなのではないかと淡い妄想をしたり、ただの腐れ縁程度の感情しかなかったらどうしようかと日々悶々としている。

そんなある日、私に転機が訪れた。私の大切な親友が彼のことを好きだったのだ。彼女に彼のことを相談されアドバイスをしていたらいつのまにか彼女の告白の応援をすることになった。


「ずっと前から好きでした。私と付き合ってください。」


私は彼を呼び出し彼女は彼に告白した。告白した時の彼の微妙な顔を見て安堵した私は彼女のために彼の背中を押した。赤い顔をしてその場を逃げ出した彼女を彼が追いかけていった。


その日、幼馴染は親友と付き合うことになった。


私は君のことを好きだけど君は私のことを好きじゃない




私は親友の幼馴染の男の子が好きだ。親友に紹介されて初めて会ったときに一目惚れをした。でもね、わかっていたんだ親友と彼が両想いだということを。だから一歩下がって二人を見守っていた。見守っていくはずだった。でもなかなか進展しない二人の仲に私は我慢できなくなったしまった。

まず、親友に私が彼が好きなことを伝えた。そして、彼との仲を応援してくれるように頼んだ。親友は凄い顔をしていた。そんな顔をするくらいなら早く付き合えば良かったのに。

そして彼を呼び出してもらって彼に告白した。


「ずっと前から好きでした。私と付き合ってください。」


彼は酷く微妙な顔をしていた。きっと幼馴染に告白されるとか思ってたのではないだろうか。私でごめん。

ちらっと親友を見たら安堵の表情をしていた。うん、私に脈なさそうだもんね。

急に恥ずかしくなった私は、その場から逃げ出してしまった。


何やってるんだー。


自問自答している私の処に彼がやってきて義務感満載の顔で私の告白をokしてくれた。



その日、親友の幼馴染と付き合うことになった。


私は彼のことを好きだけど彼は私のことを好きじゃない









世の中上手くいかないものだ。

私は彼のことを好きだけど、同じくらい親友のことを好きだ。だから二人の仲をかき回してくっつけてやろうとしたのだけど、どうしてこうなった。

とりあえず、次の作戦を立てなければ。なんとかして二人をくっつけてやる。

大好きな親友に幸せになってほしいし、大好きに彼にも幸せになってほしい。


でも、もうちょっとこのままでもいいよね。私も幸せほしいもん。死んだ魚の様な目をした彼といちゃいちゃデートをしながら私は決意を新たにしたのだ。


彼は彼女のことを好きで彼女も彼のことを好きだけどお互い素直になれない

初投稿の作品となります。拙い文章ですが、読んでくださってありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ