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スレドニ・ヴァシュター
ああそれはそれは酷い話だったさ。
なんでも、イエスといえば何でも許してくれる話があるらしい。
必要な<0.60>はそれこそ倫理の結晶さ。
それ以外はカビにでも食われてしまえよ。
僕は僕の全てを分かっている。
僕は僕の世界において美しき神を見出したのだから。
パンを食すのだ。
真っ赤なワインを心行くまで味わうのだ。
―――――嗚呼、我が神よ
dieningの端から観える喜劇を見ながら僕は、また明日の予定を立てていく。
動物が喋るはずもなく・・・
雌鶏が騒がないはずもないのにさ。
5年経ったら起こしてくれよ。
額づいた僕は、礼拝堂に残された神の存在に恐れ慄くであろう。
―――――嗚呼、我が獣神スレドニ・ヴァシュター様
不要なあの女を殺してください