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修羅場・・・?

ブクマが増えてて嬉しみ。

ありがとうね、そこの人!画面の前の君だよ!君なんだよ!

モチベ上がりました。

「はぁ・・・。」


俺って甘いのかなー、と己の考えを反省する反面


「・・・♪」


隣で嬉しそうに串焼きを頬張るノアを見て、この子が曇ることがなかったのは良かったとも思う。

俺はノアを連れて、屋台と店が立ち並ぶ露店街に来ている。


シスターに『師弟関係になるなら、親睦を深めてきな!』って追い立てられたからだ。

親睦も何もそれなりに良好な関係を築いているとは思っているのだが・・・。


ふと、ノアと目が合った。

串と俺を交互に見て


「・・・・食べる?」


「ぶっ。」


どうやら俺が串を食べたそうにしていると勘違いしたらしい。

思わず吹き出してしまった。

ノアはよくなぜ俺が笑ったのかわかってないらしく、首を傾げていた。


「俺は大丈夫だから、遠慮せず食え。」


「・・・ん。」


頷くと串焼きを食べ始めるノア。


「・・・♪~。」


よっぽどお気に召したのか、随分ご機嫌なようだ。

思わず右手が頭を撫でてしまった。


「・・・何?」


「んー?別に。美味い?」


「ん。」


「そっか。」


ノアは串焼きが食べ終わるまで、頭を撫でられるのを止めなかった。


「そだ、俺行きたい店あるんよ。」


「・・・お店?」


「そ、なんでも肉料理が美味いらしい。行くか?」


「・・・お肉っ!」


俺の提案に目を輝かせるノア。

先ほど食べた串焼きで食欲が刺激されたのだろう、随分と乗り気だった。


「んじゃ、出発すっか。」


「ん!」


ノアと並んで店へと向かう。

ノアの歩幅に合わせて、ゆっくりと。


ふと、ノアの様子を見ると俺の右手をチラチラ見ていた。

・・・・・子どもが遠慮しなくていいのにな。


「人も増えてきたし、逸れると危ないから手でも繋ぐか?」


「うん。」


嬉しそうに俺の右手を掴むノア。

うーむ、娘ってこんな感じなのか・・・。


「・・・ふふ。」


嬉しそうに微笑むノアにこっちまで嬉しくなってくる。

あー、このまま本当に父親になってしまおうか。そう考えるほどだった。


「シン?」


世界が凍る音が聞こえた。

聞こえたのは後ろから。

ギギギギギッ、と軋む首を声の主に向ける。


「す、ステラはん?何してますん?」


「何って、今日は久々の休みだったからな、買い物だ。」


「そ、そりゃ何より。」


「そちらのお嬢さんは?」


ですよね、見えますよね。


「この子はですね、あのー、なんと言いますやら・・・。」


「・・・おとーさん、この人誰?」


待って「俺」


「・・・・・・・・。」


沈黙が辛い、今だけは世界の時間が巻き戻ってほしい。


ステラがノアと視線を合わせるようにしゃがんだ。


「はじめまして、私はステラ、ステラ・ルージュ。こいつとは仕事仲間、みたいなものだよ。」


「・・・お仕事仲間?」


「あぁ、2人でお出かけ中なのに邪魔をしてすまない。君の父と少し話をしても良いだろうか?」


「・・・ん。今ご飯食べに行くから、おねーさんも一緒?」


「お邪魔してもいいのかい?」


「・・・ん。」


「ありがとう。」


どうやら話はまとまったようだ。


ノアから視線を逸らし、俺の目を見るステラ。


「話を聞こうか、お父さん。」


はい「俺」


------------------


「・・・つまり、あの娘はオボロの?」


「はい、そんなわけでして、俺の娘ではございませんし、何も後ろめたい事はございませんです。」


場所はさっきノアに話してたお肉の美味しい店。

ノアにはお使いと称して、カウンターに注文をしに行ってもらった。


「・・・・・私がなんで怒ってるかわかる?」


「・・・はい、俺が何も言わなかったからです。」


「わかっているならよろしい、ここの奢りで手を打ってあげる。」


「・・・ほんと?」


「ほんと。」


ステラさぁん(泣)


「事情は大体わかったけど、なんでお父さん呼び?」


「いや、まぁ、辞めるようにいってたんだけど・・・。」


「だけど?」


「悲しげな表情みると、居た堪れなくなりまして・・・。」


そんな会話をしていると、店員と一緒にノアが料理を持って戻ってきた。


「はぁい、こちら注文のスパイシーステーキね。こっちはモチモチパンよ。後、手伝ってくれたお嬢さんにサービスでデザートも付けちゃうね。」


「・・・ん、楽しみ。」


嬉しそうに微笑むノア。


「すみません、お気遣いありがとうございます。」


「いいのいいの!可愛くて良い子のお子さんには良い事がないとね?」


ノアの方を見ながら朗らかに笑う女主人。


「ほんと、素敵な家族ね。羨ましくなっちゃうわ。」


なんて爆弾を置いて戻っていった。


「・・・ま、まぁ、側から見たら確かに見える、か?」


「そ、そうだな。」


若干気まずくなった。


「?」


なんのこっちゃわかってないノアは首を傾げてる。


「と、とにかく!出来立てを食べようぜ!」


「ん、いただきます。」


「「いただきます。」」


ノアの声を合図に一切れ、口に入れる。


「んー、こりゃうめぇな。」


ジューシーな肉に、スパイスが効いてる。

ペパの実だけでなく、何種類もの香草を混ぜて作ったのだろう。


「うん、これは美味しいな。」


ステラもノアもお気に召したらしい。

ノアは口一杯に頬張っている。


「ん?ノアちゃん、ちょっと。」


「・・・?」


「口の周りが汚れてるよ、動かないでね。」


ハンカチを使い、ノアの口を綺麗に拭くステラ。


そんなステラをじーっと見るノア。


「どーした、ノア。そんなステラ見つめて。」


ノアの様子が気になり、そう声をかけながら続きを食おうとした。


「・・・おかーさん?」


俺はずっこけた。


「お、お母さん?私がか?」


ん、とノアは頷いた。


「・・・みんな言ってた。おかーさんはおとーさんより強いって。おとーさん、貴方にたじたじだった。シスターも言ってた、男は女の尻に敷かれるって。」


「・・・えっと、一応上司ではあるが・・・。」


「・・・やっぱりおかーさん。」


いっそ俺を殺してくれ。




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