魔法なんていらねぇんだよ!
田舎の青年剣士ケイムは、世界の全てがそこにあると言う『アーレクの天樹』の踏破を夢見て、村から旅立つ。しかし、魔法至上主義の風潮がある昨今において、魔法が使えない彼はあらゆるギルドから門前払いを食らってしまう。どうしたものかと途方に暮れていると、道中で知り合った同じく魔法が使えないソバカス少女と金髪男が、これまたケイムと同じ様に頭を抱えていた。彼らもまたギルドから門前払いを食らっていたのだ。三人が最初に出会った時、その場では意気投合したものの、『魔法が使えない奴らが集まっても……』と言う思いからそれぞれ別れたのだが……三人は顔を見合わせ、互いの状況を理解し、そして腹を括った。『俺達でチームを組もう』
これは魔法が使えない脳筋達の、極めて雑なファンタジー。
これは魔法が使えない脳筋達の、極めて雑なファンタジー。