第1話:日常
私の処女作ですので、まだまだ拙い文章ですが、よろしくお願いします
夏が終わり、中学三年生は受験勉強のために部活を引退した
だが俺、小鳥遊 天はこの肌寒い季節になっても、毎日文芸部の部室に顔を出している
俺は、一年からずっと文芸部に所属していて、文才もそこそこあるほうだ
二年の時には、『天空の人ラキュタ』を書き上げた
俺は最近聞いたんだが、先生がいつの間にか小説投稿サイトに投稿していて、かなり有名になっているらしい
出版の話をもちかけられたが、もちろん断った
あまり目立ちたくないのだ
そして今俺は、暇つぶs・・・じゃなく活動として『ソラ文字』なるものを作っていて、周りにはこれが完成したら引退すると言ってある
もちろん引退する気はないが
「勉強しろよ」とは言われるものの、正直する気はない
というかする必要が無い
勉強をしなくても、授業さえしっかり聞いていれば覚えられるからだ
自分で言うのもなんだが、多分俺は天才なんだと思う
ただ、勉強に関してだけだ!
運動はもちろんの事、芸術や歌、ゲームなどの遊びに至るまで、勉強以外はまるで才能がないのだ
例を挙げると、50m走が9、8秒だったり
犬の絵を描いたのに、先生に「真面目に描いて下さい、今は動物の絵を描く時間ですよ!蛇口を描いてどうするんですか!」と怒られたりと、言い出したらきりがない
そして今日も、一日が始まった
教室に入り、真ん中の列の一番前という最悪の席に着く
俺は運が悪く、くじで席を決めると必ず一番前の列なのだ
(隣があの人じゃなかったら・・・キレてるな)
毎朝席に着くたびにそう思っている
あの人が誰とは言えない
いつも通りのことを考えていると
「ソラおはよう」
蓮の声がした
十六夜 蓮、俺の中一の時からの友人だ
こいつと、隣のクラスの黒金 隼人とは仲がいい
二人とも数少ない俺の友人だ
小学校の頃からあまり目立たない俺は、友達といえる人が少ない
それに蓮と隼人は同じ小学校なのだが、俺だけ違うから登下校は別々だ
「おはよう」と返事をすると、俺たちは隼人としゃべるために廊下に出た
放課はいつも廊下でしゃべっている
チャイムぎりぎりまでしゃべって、俺たちは教室に戻る
席に着くと、毎日隣の席にいるあの人に声をかけようと思う
思うだけで終わりだが
授業はノートをとるものの、成績のためだけだ
復習なんてしない
話をしっかり聞いて覚える
家で勉強する必要など俺にはないのだ
蓮と隼人にこの事を話したときは疑われたが、毎日一緒に遊んでいたら、学年順位に100番ほど差ができた
(学年全員で188人いる)
俺は普通に一桁だった
蓮、隼人は三桁だった
そんなこんなで昼休みになり、食堂は席が自由なので、三人で昼飯を取る
午後の授業が終わり、放課後になる
掃除を終わらせ、二人と少ししゃべってから文芸部の部室に向かう
俺は部活の邪魔をしないように、部室のはじのほうに座って、『ソラ文字』の作成の続きをする
いや、ういている訳じゃないよ
むしろ尊敬されている
尊敬されているだけで、モテる訳ではないのだが
『ソラ文字』も、ワ行まで出来ているから、あとは拗音、促音、濁音、半濁音を決めれば完成だ
あと2、3日で完成だな
そんな生活を、暑さのピークが過ぎ、同級生が部活に参加しなくなってきた時期から続けている
このまま普通に高校に行き、高校でも楽しく過ごし、そこそこの大学に行って、作家とかになって、温かい家庭を築ければ、俺は死ぬときいい人生だったと思えるだろう
でも中学生のうちにあの人に・・・無理か……
俺目立たないし、あの人かわいいし・・・
普通に過ごせればいいや・・・
これから月・水・金の深夜0時に投稿予定ですので、あまり更新スピードは速くありませんが、よろしくお願いします