表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
waltz  作者: ロスト
4/6

平穏な時間。

『…あの日の事覚えてる?』


あの日の事?


『忘れちゃったんだ』



忘れたも何も、そんな事いきなり聞かれてすぐに答えられない。



『ばいばい。』



おい!ちょっと待てよ!








「…はっ!?はぁはぁ…夢だったのか?」





カーテンを開くと朝の日差しが差し込んで来た。



目をしかめ空を見上げる。



空は気持ち悪いくらいに晴れ渡っていた。



「何なんだよさっきの夢は…」


目覚めの悪い朝だ。



いつも通り俺は洗面所に行き、顔を洗う。



いつも通り着替えを済ませ、登校する。



いつも通りどうでもいい授業を受け、昼飯を食べる。



いつも通り午後の授業が始まり、終わる。

そして放課後になり、帰宅する。



いつもと何も変わらない下らない日常。



「あ、冬川くん!」


でも最近一つだけ何も変わらない下らない日常に変化がおきた。


「別に待って無くていいのに」


それは、帰宅する時いつも城沢が一緒な事。


「待ってなんかいませんよー!」


付き合ってるとかそんなんじゃないけど、何故かこいつは俺と一緒に帰りたがる。


まさかこいつ…


「俺の事が好きなのか?」


いたずらっぽく冗談混じりで聞いてみた。



「え!?でも、冬川くんにはもっと良い人がいると思うっていうか…何かその…」



「…俺は付き合ってくれとか言ってないんだけど。」



何故かちょっとへこんだ。



「え!そうなの!?告白されたかと思った。」



「お前が俺の事好きじゃないって分かっただけ良しとするよ。」



「えー何それひどい!」




こうして、平穏な時間は流れていった。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ