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<自衛隊side>ユニークキタァ!それはそうと、銃使えないの聞いてない。1

一体いつからゴブリンは弱いと錯覚していた?

私は特殊作戦群の一隊員である。

名前はあるがまだ言わない。おいそれと明かしていい物ではないのだ。


これでも相当優秀な自負はもちろんある。

18で某国立大学の数学科に入学し、プログラムについて専攻して主席で卒業、その後、趣味のサバゲーが転じて自衛隊の門を叩いたのだが、頭脳と身体の両方がとても優秀な私はそのまま色々あって特戦群に入ったわけだ。

そりゃ、自衛隊に入る前はプログラマーやホワイトハッカーなども考えた。しかし、卒業する前に行ったインターンで『桜田一』という男にあってからは考えを改めた。

確かに、プログラマーの道をあきらめるほどの事ではない。ただ自分よりも遥かに天才な人物と会っただけだ。しかし、私は彼がいる世界に踏み込む勇気がなかった。まぁ、その会社の社長に「君の才能を活かすのはここじゃないと思うなぁ」なんて言われたのも大きいが。


だが、確かに社長の言うことは正しかった。

自衛隊に入り、私はもう一つの才能に気づいた。ナイフだ。現代の戦いで使うことはほぼないが、それでも私のナイフの腕前は他の追随を許さない。今では『踏み込みの込澤』なんて言われて、特戦群でも実力陣の一人だ。


そんな毎日を送っているわけだが、ある日、神を名乗る何者かによって、世界は作り替えられた。

いや、あれだけのことができるのだ。きっと本当に神なのだろう。

そして一番の変化が今、我々が対応に追われる『ダンジョン』だ。


「さて、諸君。準備はできているな?」

「「「「はっ!」」」」

「今から、特定特殊建造物No.3、通称『赤坂・日枝神社ダンジョン』の探査任務に着手する。知っての通り、過去の探査では中に入った瞬間に外部との通信が遮断され、内部に基地局を用意し、有線での通信を試みたが、結局、基地局からの無線は内部でも意味をなさなかった。よって、基本的に内部での意思疎通、情報伝達は口頭とアイコンタクトに限られると考えろ。また、今までは入口近くのサンプルを採取するにとどまっていたが、今回から、奥へと進み、可能であればマッピングを行おうと考えている。全員がそれぞれの技能においてトップレベルであることを自負し、それぞれの最善をチームの為に行え。最後に、諸君の『スキル』についてだが、今回は使わない方向で行く。現状、スキルなるものについて、仕組みなど、詳しい事が何もわかっていない。よって、本作戦では各々の元々持っている努力によって自力で獲得した『技能』によって、任務にあたる。もちろん、場合によって、それを使わなければいけないと各々で判断した場合は使っても構わんが、できるだけ使うな。質問は?」

「「「「、、、」」」」

「よろしい。では時刻規正、ヒトヨン、マルマル、10秒前、5、4、3、2、1、今。現時刻より、作戦に移行する。」

「「「「はっ!」」」」


ダンジョン。一人のゲーム好きとして少しの興奮を覚えるが、これは任務だ。気を引き締めねばなるまい。

それにゲームでもダンジョンは危険がつきまとう場所だ。外部との通信ができない以上、最大限の脅威として対応するべきだろう。自然と、銃のグリップを掴む手に力が入る。


そして作戦を開始してから10分ほど立って、探索していると、道の先に何かいるのを発見した。

今回、最も動きが早く、特に近接戦闘が得意な私は、チームの斥候役として、一番前を歩いている。

そんなわけで、最初に気づけたのだが、あれは、、、ゴブリンか?


「「グギャギャ」」

「総員、止まれ。撃ち方用意。そのまま待機。奴らを敵性生物として仮定し、小山、敵の武装分析。」

「はい。隊長。この距離と、目視に頼ったものなので、断言はできませんが、確認される武装は包丁のような刃物を持った個体が1、棍棒のような鈍器を持った個体が1、合わせて2体確認。相手の身体能力がわからないので、断定はできませんが、そこまでの脅威ではないかと。」

「ありがとう。では私と込澤が先頭、その後方2メートルを維持し、ついてこい。万が一にも言葉が通じる知的生命体の可能性もある。向こうが明確に攻撃の意思を示すまで、こちらから攻撃はするな」


ゴブリン、、、基本的にはゲームの雑魚として描かれるが、たまにゴブリンが異様に強く描かれる作品もある。今回はどっちだ?

ゴブリンって強いのかね?

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