推しが子
世間を賑わせる「漫才王になろうGP」に「メディア王に誰が笑う」それから「スタンドアップ・スピーチヒーロー」とバラエティの風物詩を我がモノにした伊達賢治。彼が率いるクリスタルエデンは飛ぶ鳥を落とす勢いという言葉ですら凌駕する栄華を極める。
彼らの縄張りはテレビやヨウチューブの映すバラエティ番組にとどまらない。映画製作やドラマ番組の製作すらも業界の先頭に立つ。
サブスクリプションで日本でも幾多の利用者を誇るドレイクで配信のドラマ「ドロップアウト」は米国で人気急上昇中のID24とタッグを組んで日米共同合作のシリーズを展開。これまでにない形で日本ドラマ史上最高とまで謳われるモノをみせてくれている。
そんなクリスタルエデンが「三銃士」と呼ぶ新鋭の監督3名を売りだすことを始めた。ことの始まりは同社が独自に展開するショート映画の製作と公開。上映時間30分という衝撃のサイズは業界の誰しもを驚かす。
「映画って時に息抜きであっていいと思うんだ。その息抜きが何度も味わいたいものならば短くしたっていい。短くすればするほど何度だって味わえるからね。こう思っていたのはきっと俺だけじゃない。だけど、誰一人としてやろうとする人間がいないって思ったから俺が先陣をきってやった」
またしても伊達賢治のミラクルが発動する。
ホラー映画「溺れる」は国民的人気女優である蒼月しずくをこれほどまでにと言わんばかしに最悪な女を主人公にした衝撃作。キャストに蒼月と同じく国民的人気アイドルから国民的人気タレントになろうとしている綺羅めくる、如月湊を起用。あまりにも杜撰で劣悪な障碍者施設の裏側を舞台として世にショックすら与えた。
この「30分映画」はスグに続く。クリスタルエデンが続いてリリースをしたのは同社所属タレントにして裏方業務もこなす天才タレント鳴沢樹の手掛ける「マイ・フェイバリット・シングス」だ。これが監督デビュー作となった訳だが、日本映像アカデミー映画部門で綺羅めくるは主演女優賞を受賞。助演女優賞には蒼月しずくも。監督賞に作品賞さらには撮影賞の計5部門でノミネートを果たすことに。大賞受賞は2部門にとどまったが、この2024年の映画興行収入にて人気アニメ作品すら抑えての年間2位に輝いた。歴代収入でみても7位だという快挙。一気に鳴沢樹という天才が世に広まった形だ。
そしてクリスタルエデンは三銃士の2人目を世に放つ。
彼はクリスタルエデンに入社して間もなく俳優活動を本格化させるのと同時に監督デビューも果たす。
「EARWIG」
真っ黒な背景に真っ赤な文字が浮かぶ。
「うへへ。蟲が大好きで」
とてもハンサムと言えない男の顔面がドアップで画面いっぱいに映る。
でも、それはここ最近テレビやヨウチューブの急上昇中動画でよく見る顔。
古本都紙魚。
みんなが想像していた三銃士2人目とは全然違う。そりゃあそうだ。こんなの。
ぼさっとした天然パーマ。目は一重で常にジト目。卑屈そうな笑みを浮かべていることが多い彼が一躍お茶の間に広まったのはいつのことだろうか?
多くの人がそれは「マナミの知らないヤバイやつ」からだと言うだろう。その番組は日本のバラエティ番組で引っ張りだこの巨漢婦人タレントであるマナミ・デラックスと人気アイドルコンビであるジストペリドの葉月陽翔がMCを務める一般人が出演できる番組だ。もっともこの番組は全国にいる奇人変人をスタジオに呼ぶというもので、ヨウチューブで一風変わった虫を紹介する動画をほぼほぼ365日投稿していた都紙魚が登場した回を機に彼はその知名度を至極爆発的にあげてゆく――
そもそも彼の投稿する動画自体がユニークだ。自分を昆虫に見立てて虫の内面を演技するというもの。
その白熱ぶりはマナミを大爆笑させて陽翔をドン引きさせた。
一見気持ち悪い筈のコンテンツで彼はマンネリ化していたその番組の延命すら果たしたと言われる。この番組出演以降は各局のバラエティ番組に出演し続ける。この時まで彼は北関東の奥地にある工場勤務の一般人だったというが、ここから3年ほど大手芸能プロダクションに所属。あまり世間に知られていないが、俳優としての活動を始めていた。
特に映画作品の出演をしており、異端児SF監督と名高い河井実雄の作品やら大ヒットと大コケがちょうど半々と知られるコメディ監督の小濱小判の作品等に出演。ホラー作品の序盤で死ぬモブに始まり、ボスの無能な腰巾着やモンスターパニックで役立たずにも関わらずしぶとく生き残る役などなど。
意外と俳優活動にも熱を入れていた。
だけど世間が彼を認知しているのはバラエティで弄られる彼ばかりで。
そんな彼を細い目で見つめる男がいた。
彼はスマホの動画で虫を追いかけながら落とし穴に落とされる都紙魚を観ては微笑む。番組のスタジオは大爆笑しているが、彼はそんなふうに笑わない。
「ぶっ!?」
野田栄一郎。
彼は歩きながらスマホをやってしまった為に曲がり角で壁とぶつかった。
「イッテェ~幸先わるいなぁ」
ここはクリスタルエデン本社。その一室に向かう。
ノックすると「どうぞ~」と聞き馴染みのある声。
部屋にいるのは今日もウィスキーボトルを片手に持つ伊達賢治だ。この会社の共同代表を謳っているが、どうも一緒に肩を並べているような気にはならない。なんだか凄く見上げた世界にいる男にみえてしまうのだ。
「お忙しいなか、すまないね」
「いやぁ~いいよ。いいよ。今日は私からも伊達君に話したいことあるし」
「話したいこと?」
「うん、でも今は『溺れる』の話だろう? あと、30分映画の計画についても。それが終わってからでいいよ」
「いや、栄一郎さんから喋ってよ。俺の話のほうが長くなるからさ」
「いやぁ~最近すごく推しているコがいてね」
「へぇ。どっかの地下アイドル?」
「いや、違うかな」
「地下芸人?」
「うん、近いかも」
「そのコと絡みたいっていう話?」
「何だろうな。私は君に惚れてこのクリスタルエデンを共にしているのだけど、なんかその時以来の熱いモノを感じるコで」
「へぇ。妬いちゃうな。まぁ座りなよ? そんなかしこまって立たずに」
賢治はチビリチビリとウィスキーを飲みながらも顔を真顔にしだす。
「ああ。このコなんだけどさ」
栄一郎はスマホに映る古本都紙魚の動画を賢治に観せる。
それは彼が出演していた映画のショート動画だ。
「栄一郎さん、コレ、違法アップロードでしょ。観ちゃ駄目だよ」
「そこっ!? そこじゃないでしょ!?」
「じゃ映画のこと? 確か小判さんの滑ったヤツだよ。だいぶ赤字だって聞いた」
「だからそこじゃねぇって! 動画に映っている彼だろう!」
「ああ、何だろうな。何かで観た気がするな。何だっけなぁ」
「意外と君は流行りに疎いんだな」
「流行っているの?」
「推しは私以外にもいる。女性ファンはあんまりいないみたいだけど……」
「そうだろうなぁ。気持ち悪い顔をしているもんなぁ」
「君は失礼な奴だな。君ほどの立場になれば何だって言えるのだろうけど」
「わかったよ。調べておく。溺れる話と30分の映画を作る話はまた今度にするから今日はコレでいいよ」
「え?」
賢治はそう言ってどこかに去った。
ただ立ち尽くす栄一郎。
いつだってそうだが伊達賢治は思いつきで動く男。
彼に刺さったのであればいいが……
どうやら刺さったようだ。
『ああ、喜んでくれたよ。栄一郎さんのつくった映画もドラマも好きみたいで。むしろ俺からの話じゃなくて栄一郎さんからの話だから喜んだらしい』
翌日の夜にタクシーに乗っていると賢治からそんな電話が。
「もう本人と交渉したの!?」
『それで? 彼と何がしたいって話だったっけ?』
「え? えっと……っていうか、なんて伝えた?」
『栄一郎さんが君と映画作りたがっているよ~と』
「いや! 話が早すぎ! 一気にクライマックスすぎるだろ!」
『でも、向こうも照れていたな。暫くは俺を介して進めるよ?』
「おい! だから! 勝手に話を進めるなって!」
そこで賢治は一方的に電話を切る。
「野田さん……なんかでかい話が動いてはるの?」
「うるさい! 俺は関西弁が大嫌いなんだよ!!」
野次馬の運転手に対して栄一郎はとても久しぶりにブチきれた――
その翌日に事はさらに動く。本社に入ってすぐ所属タレント兼幹部の近藤勇美からその知らせを受ける。
「なんか今話題の変態タレントがウチに移籍するのですって!」
「変態タレント?」
「古本都紙魚くん」
「えぇっ!?」
「驚きですよね? でも、アッチじゃあ満足に芸能活動できないって不満があるらしくて。なんかお芝居に興味があるのですってね。移籍したらうんとしごいてあげたいけど、あの野郎が私に指導に関わるなって」
「あの野郎って……ウチのボスだぞ? でも、演技指導はしなくて大丈夫だよ。君はお芝居の鬼……いや、お芝居の変態だからな」
「あの、フォローになってないですよ? むしろ侮蔑されていますよ? マジでキレますよ?」
「わりぃわりぃ。で? いつ会社に入るの?」
「今日」
「き、今日!?」
古本都紙魚は前事務所を電撃退社すると同時にクリスタルエデンで電撃移籍をしてみせた。
「あ……あの……これ……コバルトブルータランチュラっていうレアモノで……あ、ふる……ふるも……と……としみです」
「へぇ~綺麗だなぁ。触っていいの?」
「どく……毒蜘蛛ですよ? 死にますよ?」
「…………」
こんな電撃移籍なんてはじめてだ。なんて挨拶したらいいのか分からないっていうか何でコイツ、毒蜘蛛の入った虫かごなんか持ってきたのだ。
「という事で今日からウチの古本都紙魚君だ。早速だが栄一郎さんが君と映画を作りたがっている。どんな映画にするかは2人で話し合って決めてくれ。ああ、そうだ。トシミくん、ウチに黒人の日本人女優がいるのだけどさ、彼女も昆虫が好きでね。今度気軽に話しかけてあげてくれよ。素敵な出会いになるかもだぞ? じゃあなぁ~」
そう言って賢治はウィスキーをグビグビ呑んで去っていく。
残ったのは栄一郎と都紙魚。
終始ボソボソ話す彼と会話するのに苦労をしたものだが、彼の想いはたしかに受け取った。
「ぼ、ぼく……高校生の頃……から台本を書いていて。うへへ。それを野田さんに……よ、読んで欲しいな……なんて。なんて。えへへ。うへへ」
「分かった。読んでみるよ。私の目に間違いがなければ君は伊達君を超えられる」
「う、うれしい……な! うへへ! うへ!」
確かに普通のコではない。目の当たりにしてそれは感じる。ものすごく才能があるかないか。あまりにも怒涛な展開に戸惑いを覚えるが、例えこれが酷い失敗となってもいい。
栄一郎はやっぱり彼に何かを感じて止まなかった。
それは台本を受け取って確信に変わる。彼はプロ顔負けのしっかりとしたモノを書いてやってきたのだ。その台本は何度も推敲を重ねてきた努力の塊。いや、才能の塊とみたほうがいいのか?
ただ同時に戸惑いも生じていた。
豪邸が並ぶ一角に野田家のお家もある。彼は40代になって当時20代の女子アンウンサーと結婚した。息子と娘の子宝に恵まれて2人ともあのジストペリドを輩出した芸能人の卵を輩出した高校に通っている。長男は今年高校を卒業してヨーロッパの劇団へ役者としての修行にでる進路を表明している。娘はアイドルユニットのメンバーになり、女優としての将来に向けて忙しく足場を固めている。妻の美玖吏は子供たちの面倒をみるのに一旦落ち着いたということで再びフリーアナウンサー・コメンテーターとしての道を模索しだす。家族全員が忙しくなり、彼が独りで家にいることも少なくない。
ただこの日はできれば独りになりたくなかった。
「はぁ……はぁ……」
頭痛が激しい。薬を飲むが一向に収まる気配もない。寝ようにも寝られない。どうしても若かりし頃の自分と今は亡き彼女がフラッシュバックして止まない。
「う、うああああああああああああああっ!!!!!」
思わず大声で叫んでしまう。
そしてそのまま倒れた。
目を覚ますと彼はベッドにいた。
「目を覚ました?」
「美玖吏か?」
「うん」
「私はどうして……どうしてこの服のまま寝ていた?」
「洗面所の前でね。潰れていたわ。声をかけたら、ボーっと起きあがって。で、歩いてここまで来ていた。まるで夢遊病のようだったわ。お芝居の練習だったのかしらね? それとも伊達さんに強いお酒を飲まされた?」
「美玖吏……私は……」
そのとき、栄一郎は妻にはじめて自身が背負った罪を告白した。
話し終えた時に彼は涙で顔をグショグショにして濡らす。
美玖吏はそっと彼の頭を撫でて諭す。
「そう。話してくれてありがとう。でも、あなた。誰だって罪の一つや二つあるものよ? 私だって色んな人に傷つけられたけど、傷つけてもきた。その古本君ってコが……もしもそうだったら、ちゃんと謝ればいいじゃない。それから彼と向き合って映画をつくるの」
顔をあげる。美玖吏も涙を流していた。
「貴方の息子なら。受けとめてあげなさい」
そして彼女は優しく夫を抱きしめた――
映画「EARWIG」は野田栄一郎監督と主演にして脚本そして助監督を古本都紙魚が務める企画として当初は動いていた。しかし、栄一郎が体調を壊したということで監督を都紙魚が担うことになった。助監督としてクリスタルエデンの専属放送作家である蔵馬彷徨が入る。栄一郎は数週間休養したのち、現場入りをすることに。監督は降りてもその役は降りないと決心したのだ。
彼はスタジオ入りしてすぐにスタジオから離れた所で都紙魚を呼び2人きりにする。体調を崩したお詫びよりしなくてはいけない謝罪があると決意して。
「都紙魚くん、このたびは本当に申し訳なかった……」
「いえ、ぼく……ぼくの方こそなんか何かでしんどい思いを栄一郎さんにさせてしまっていたのかと思うと……申し訳なかったです。でも、心配しました」
「あの……台本を読んで……すごく感動した。感動したけど、私は思いだしてね。まだ私が20代の時の話だ……長くなるかもしれないが聴いてくれるか?」
「………………はい」
「高校をでてすぐに私は東京に向かった。役者になりたいと劇団に入って。で、タケシキャッスルから話がきてろっくタケシさんと仕事をするようになったよ。色んな映画やドラマに出るようになって。それまで何年もかかったけど、一気にお金も持つようになってさ。いい加減に派手な遊びをしていたもので。そのとき、ドラマで共演した女の子と交際した。彼女はまだ高校生のコで。関西からやってきた新人さんだった。申しわけないながらも、彼女は私を真剣に愛してくれた。でも、私は向き合ってもなかった……」
「………………」
「子供ができて」
「………………」
「私は大金を手渡しておろすように頼んだ。そしたら彼女はとても怒ってさ……その場でビリビリ札束を破って。そこから女優業も急にやめてしまった。彼女はそのコを生んだのさ。私も役者をやめようか考えた。でも、残酷にも私はそこで役者として求められている自分を捨てることが出来なかった……!」
「野田さん……」
「ごめんなさい!!! ゴメンナザイッ!!!」
栄一郎は溢れる涙をとめどなく流しながら土下座をする。
都紙魚の顔をみることは出来なかった。
でも、彼のその言葉で救われた気がした。
「野田さん……ぼくの母は関西出身ではありません……」
「え……」
彼も涙を流していた。
「ごめんなさい……いや……正直話を頂いた時からそんな予感もありましたよ。この『EARWIG』に書いてある話はほとんど本当の話です。だけど、貴方がぼくの……ぼくの父親じゃない気もしていました」
「いや……だって……え……病気で死んだって。息子だって。私は知り合いから聞いて……」
「たしかに……ぼくの母が裏切られた話は本当です。芸能関係者だと聞いていた。でも、母はずっとぼくに言ってくれていて」
「………………」
「憎まないでと。アンタを生んで良かったからと。だからぼくは父がどんな人か知りたいだけです。でも……残念だな。あなたのような素敵な人じゃなくてさ」
「いや……なんで違うって話になるの?」
「だから関西出身じゃなくて……あとタケシキャッスルの方々と仕事をした事もないです。テレビ番組にもでたことない母でしたから……あのVシネマとかさ、そっちの方で関わっていたって言っていたし……」
「え……あ……う?」
「でも、その息子さんと会えたらいいですね。憎まれているかもしれないけど、ぼくは野田さんの味方になりますよ。フォローします」
都紙魚の涙は乾いて眩しい笑顔が栄一郎を照らす。
「あの……ど……どうしたら……」
「もう! 撮影始まりますよ! じゃあ血の繋がりはないけど、奇妙な繋がりがある親子ってことで! よろしく! おやじ! うへ! うへへ!」
差しだされた手をとらない野田栄一郎ではなかった――
映画「EARWIG」は特に目立ったトラブルもなくスケジュールどおり製作完遂を果たす。しかし、その公開は鳴沢の「マイ・フェイバリット・シングス」がとんでもない社会現象をおこすほどの大ヒットをしてみせていたので、遅れる事となった――
『うへへ。蟲が大好きで』
都心に堂々と立つクリスタルエデン本社。その最上階にある社長室に都紙魚は呼ばれた。そこで彼らは映画CMを誰よりも早く確認する。
「いやぁ楽しみだな。映画公開が」
「うへへ。ありがとうございます」
「お前、入社した時に猫かぶっていたな?」
「えっ? 何の話です?」
「いや、違ったからいいけどよ。でも、栄一郎さんをうまく欺いていた」
「欺いたなんて……そんな……言い方悪い」
「何が本当の姿なのか分からない。君の魅力。そこに賭けた栄一郎さんって人も凄いが君を讃えるべきだろうな。検査結果いるか?」
「いえ、いいです。違っていたのでしょう?」
「イエス。まぁ君はハンサムじゃないからな」
「うへへ。やめてくださいよ。褒めるなんて」
「いや、褒めてねぇよ」
「あの……じゃあ……ぼくはオサラバします」
「でるのか?」
「はい。父親さがしは諦めないですから。野田さんが違うならココにはいない」
「ふうん。まぁ俺を頼るか頼らないかは君次第だが、君の父親探し、俺の包囲網を以て協力してやってもいいぞ?」
「えっ?」
「おや、目がやっと合ったな」
「いや、冗談かなって……はは……ダテケンにそんな暇なんかないでしょ」
「ああ、どうも俺も人と目を合わすのができないタチで。でも、稀に合う」
「あの……その……どう……いう?」
「ふふ、覚醒前のトシミくんに還ったな。いいだろう。芸能界っていう芸能界は知り尽くしている。君の父親が誰か。俺が本気になれば見つけることはできる」
「………………」
「俺からクリスタルエデンCEOの座を奪ってみろ。そしたら冥途の土産にやる。真実ってやつを。どうだ?」
この男はコレをお芝居でやっているのかどうか解らない。
「うへ。うへへ。のった」
古本都紙魚の本当の物語はここから幕開く――
∀・)読了ありがとうございました♪♪♪
いやぁ熱が入ってしもうた(笑)(笑)(笑)だいぶ凄いボリュームになりましたが書いていて楽しかったです!
トシミくん、大好きですねぇ。ダテケンも気に入ってんじゃないかなぁ。トシミくんの生みの親である幕田さんから内容や設定などの調整願いがなければ、このままこの作品は芸能界になろうの作品として残したいと思います。あ、庵ちゃんの「すれ違い企画」の参加作品にもなりますね(*´ω`*)
実は色んな「芸能界になろう」の公認キャラが登場しましたが、楽しんでも貰えたら幸いです。
さぁ!みんなで推しの子3期をみよう!あでぃおす!




