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【ドラッグ・ホリック】血は争えない

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

終わりって訳では無いですが、一区切り。

今までぶっ飛んだ二人しか書いてないけど、お兄ちゃんも負けてないんだよ。

私の友人の弟は、我儘暴君だった。俗に言う末っ子気質。周り皆に可愛がられて居たから、気に入らない事があると駄々を捏ねる。

あぁでも。それだけでは無いのかも知れない。意外と血筋に依存する物なのかも知れない。


忌まわしき元彼と別れた後は、またあの子達と会うことが増えた。きっかけはあの子の弟ではあったけれど、それでも些細な事だった。こうなる事はある意味必然だったのだろう。

彼は以前と変わらず私の体を抱き締める様にくっ付くと、囁く様にこう言った。

「お前と付き合いたい」

「其れは出来ないよ。私の言う『恋人同士』っていうのは、友達の延長みたいなものだから。君達が望む関係じゃない。私ばかりが要望通すのは、筋違いじゃない?」

そう。ずっとこうやって何でもない日常を過ごして居たいのだ。偶に会って、話をして、一緒に遊んで。ただそういった関係が何時までも延々と続けば良い。その延長で、それ以上の事がしたくなれば良いけれど、どうにもそんな関係が浮かばない。

「……」

「だからお終い。この話は終わり」

すると酷く硬い声で、ただぽつりと呟いた。

「それでも、着信拒否をしたり、二度と会わないという選択肢はお前にはないだろう? この関係を気に入ってるからこそ、そこまで完全な縁切りが出来ない」

『あの子に比べれば』、遥かに話が通じる。『あの子に比べれば』、人の事を考えられる。それでも、やはり『あの子の兄』ではある。少しでも勝機があるのならばゴネて我を通すし、掴んだ手を離さない。

「何時まで続けるの?」

「お前が肯定するまで」

「君ねぇ、弟の前では『迷惑かけたな』っていいかっこしい事言ってるけど、大概君も……」

そう言って、手を後ろに回して頭を撫でようとすると、肩に顔を埋めてグリグリと擦り付けてくる。彼がゴネる時の癖だった。恐らく私しか知らない。

「はぁ……。別に良いけどさ。この関係がずっと延々に続くならそれで。でもこれ以上の事は今のところ許せないかな」

そう言うと、昔ながらのふんわりとした夢見る言葉でとんでもない事を呟いた。

「今の言葉もう一度。ボイレコに保存するから」

「相変わらずだね」


「兄ちゃんおめでとう。彼奴と付き合ったんだね」

家に帰るなり、弟が祝福を述べる。何処で聞いたかは知らないが、また後を付けるなり、盗聴するなりしていたのだろう。

とやかく注意したところで聞く耳を持たないので、俺はため息を吐くだけに留める。

「だから兄ちゃん。今みたいに、彼奴のプレゼントに固執することもないし、彼奴と初めて遊んだ公園を携帯の待ち受けにする事もないよ」

俺は顔を上げて弟を見る。

「そうだな。今度は三人で居よう。三人で同じ物を買って、三人で取った写真を待ち受けにしよう」

俺は幼少期に貰った彼奴からの贈り物を見る。日付と時間が書かれたスライダー袋の中に、ストラップが揺らめいていた。

鏡花の友人も、弟もかなり強烈だったので、お兄ちゃんも負けず劣らずな一面があると思ってるんです。

少し考えてみたら、多分ヤンデレでした。


初めて二人で遊んだ公園を待ち受けにする。

※隠し撮りがバレたら面倒だから、我慢してる。

貰った物をスライダー袋に入れて、日付を記入した上で保存。

其れを百均の薬入れやら、小分けボックスに入れて眺めるのが趣味。

髪の毛とかも保存したそうだったけど、他の人と混ざってそうで止めてそう。


あと昔からスキンシップは多そうだな。

弟と同じように、ぺたぁ、ぴとぉ……っとくっ付いてそう。

あと会えなかった事も相まって、ますますベッタリ。

我儘暴君なのは、弟だけじゃないよん。


相手に迷惑掛からないと思ったら、割としっかり振り切ってるよ。


プロットタイプ書かないと。

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