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 あるところに女の子がいました。

 女の子はとても優しく、困っている子がいるとすぐに助けます。


「あ、小鳥さんが巣から落ちてる!」


 今日も、女の子は散歩の途中で巣から落ちた小鳥を見つけると、すぐに駆け寄り、掬い上げました。


 周りを見てみると、近くの木の上に鳥の巣がありました。どうやらそこから落ちてしまったようです。


「もう落ちちゃダメだよ」


 女の子は木に登って小鳥を巣に返すと、そう言いました。

 木から降りた女の子は額の汗を拭うと、今日もいいことをしたなと思いました。




 女の子の顔は醜く歪み、踏み出す足は花を潰しました。

読んでいただき、ありがとうございました。

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