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転生したはいいものの  作者: 白米君
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【第一話】死んでしまったものの

白米君です

皆様が楽しめるようにがんばって書きますので名前だけでも覚えて帰っていただければ幸いです

俺は明石彼岸あかいしひがん

今日、死んだ。

...生きていればいつか死ぬのは当たり前のことだが...こんな死に方はあんまりなのでは...?

ほんの数分前の出来事をありのまま思い出そうとは思うが...たぶんいくら思い出しても理解できない。

朝起きて元気よく外にでたはいいがおばあさんが乗っていたシニアカートに激突してよろけ、そのまま車道に出てきてしまった。そこにトラックがやってきて引かれかけた。死ぬかと思ったが、トラックでは死ななかった。足元に落ちていたバナナの皮に足を滑らせてそのままガードレールに頭をぶつけて死んだ...あとズボンが緩かったようで現在俺の死体は下着を丸出しの状態である。クソッ...こんな日に限ってかわいい下着をはいてきてしまった...

...死因に驚愕して気付かなかったが、なんか隣で爆笑している人がいる。一応死んだのだから笑わないでほしい

「ふう、一年分くらい笑ったよ。さて、突然だけど転生してくれない?」

...何を言っているんだこいつは...

「ああ、自己紹介がおくれたね、わたしは神だ。証拠を見せよう」

神を名のる女がそう言うと周りは光りにつつまれた。...気が付けば私は人間ではなくなっていた。湿った体には手足は無く、細長い。...この体は...もしかしなくても...

「これ、ナメクジじゃねえか」

「どうだい?これが僕の力だ」

「...早く元に戻してくれないか?俺はあんまりナメクジ好きではないんだが...」

「そのつもりだけど、一回死なないと魂の状態には戻れないよから、死んでもらおうか」

「ええ...」

まさか一日に二度も死ぬことになるなんて...ああ、神の手から塩が...体が溶ける...

「さて、それじゃあ異世界に行った後のことを説明しよう。まずは『ファスキルティ』と言う町に転送するからギルドに加入してもらうよ。その後はこれから君に渡す魔法のレベルを上げたりお金を稼いだりして最終的に魔王を倒してもらうよ。なにかしつもんは?」

「...拒否権はある?」

「ないよ」

クソッ外道め!

「魔法にもレベルが存在するのか?」

「そうだね、魔法はいくら強いものでもレベルが低いと使い物にならないんだ。逆に生き物のレベルは存在しないけど敵を倒せばステータスが上昇したりするから結果的に強くなれるよ」

「もう質問はないかな、いまのところは」

「オッケー、むこうでもガイドをするから聞きたいことは何でも聞いておくれ」

「りょーかい」

「さて、それじゃあ異世界に転生させるよ。あ、肉体はこっちで用意するからかおは今よりもイケメンになれるよ」

まじかよ...最高じゃないか!いつもチー牛だのなんだの言われてたがついに解放されるのか...これからはイケメンモテモテ人生を送れるのか!!!ありがとう神!

「まあイケメンと言っても割とよく見るレベルだけどね」

...俺の期待をかえして...

「それじゃあ異世界まで行ってらしゃい!」

「まって、心の準備が!」

また辺りが光りにつつまれた...目を開けるとそこは...

「眩しっ!!!」

「転生には10時間かかるよ」

「長いな!」

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