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なろうラジオ大賞

伝説となった転生が語られぬ理由(わけ)

作者: 静夏夜

 シリーズ化に伴い、なろうラジオは選ばれなかった物ですが、空白改行は文字数制限に含まれなかったようで今更ですが読み易くしようと空白改行を入れる改稿を施してみました。




 

 それは突然だった。


ブラック企業でもなければ友達がいない訳でも何一つとして欠けたものは無い


 他人から見れば順風満帆な人生を過ごす極一般的な社会人の日常を苦痛に感じていた私を。


 誰とも知れぬ神的な力を持つ輩に導かれてしまったが為に……




 今、私は真っ暗闇の中で聞いた事の無い言語で語りかけられている。




 そもそも私は人との関わりは好きだが、疲れるので事務職を淡々とこなしたかった。


 なのに君は営業向きだからと人を見る目も無いいい加減な人事により毎日を騒がしく人付き合いする生活に。



 疲れていた……


 だからといって陰が出るようでは営業は勤まらない、身なりも整え明朗快活な人間を演じきっていた。


 当然そんな人間は更に人付き合いが増える。


 そして……


 酒の席にカラオケにと引っ張りだこの年末年始に倒れた。




 でだ、神的な力を持つのに言語位こちらに合わせられんのか?


 いや、言語の枠を超えて意識に語りかけるとか、何かあるだろ!


 と、苛々が募る理由は真っ暗闇なのに五月蝿い神的な声のせいだ。



 話している事が分れば気をもむ事も出来るが、解らない言語。


 せめて静かにしてくれればと考えた……




 何も無い空間で禅の道にでも行った方がマシ!!



 と、思ったその時だった。





――天生(てんせい)――




 それは一瞬だった。


 本当に一瞬だ。


 空気も無ければ音も光も無い空間に転生されていた。


 しかし、一瞬だった。


 体がそのまま無くなり意識も無くなった。


 正に何一つとして無くなる無我の境地を超越した無の世界への転生だった。




 そして……


 今、また真っ暗闇の中で聞いた事の無い言語で語りかけられている。



 私は同じ過ちを繰り返さない。



 今度はしっかりとしたイメージを持って挑む、いや待つ事にした。



禅の道を極めるにも体からの開放が必要と即身仏になったミイラを思い出し体は必要はないのだと考え……




 雲だ!




 気ままに流れる浮浪雲になればいいと考えたその時だった。





――天生(てんせい)――





 来た、これだ。


 何処の世界の惑星か見下ろす地上は森や山々が見えるだけで特別生物は見当たらない。


 しかし、これこそが禅の道を極めるに必要な静寂だろうと考えたその時だった。



 お漏らしの様に雨を降らせ


 高く高く増えて伸び


 お腹がゴロゴロと喚き


 分かれて飛ばされ消えて行く。



 そして……



 今、また真っ暗闇の中で聞いた事の無い言語で語りかけられている。




 輪廻転生とは恐ろしき神的な者達の悪癖に思えていた。



 私は同じ過ちを繰り返さない。



 今度は……


 募集テーマも良く判らないのですが、出版権も無ければ賞金の提示も無い、捨てネタにしろとばかりの横暴な応募条件。(笑)

 ならば私の連載中小説の宣伝に使ってしまえ! と、考え作ってしまった作品で、ご新規さんを引っ張って来れるのかは神のみぞ知る。

【DEBUTデブるー DOUBLE】

 全てはこちらのご新規さん獲得の為に、なろうラジオ大賞2は獲れるか判りませんが……私の連載中作品を試しに読んでみて頂ければ幸いです(笑)

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